戦場へ行こう!!雨宮処凛流・地球の歩き方
戦場へ行こう!!雨宮処凛流・地球の歩き方 / 感想・レビュー
(仮)
新聞の一面やトップニュースのなかに「逆貞子」状態で突入する作者。職場と家の往復で、戦うべき相手はいない・いくらでも代わりはいるという社会がこわい・世界で起きていることの当事者になりたい。そんなもやもやから圧倒的な行動力を生み出す作者。 ちょうど今、わたしもISIL問題を画面の向こうにみている。。。
2015/02/07
ぽしぇっと
買い物や恋愛しかできない日本に居場所を見つけられず、戦場に赴く筆者。でもそこにあるのは、普通の人たちの日常で、だからこそ、戦争のむごさを感じるという。「私も革命をしたかった。この社会の矛盾すべてを暴き、正したかった」「私にとって一番恐ろしかったのは、・・・紛れもなく社会だったのだ」「自分が自分でいるだけで、それだけでは意味がなく価値がないと思わせたすべてのものは何だろう」・・・。あくまでも「自分探し」のため行動していく姿に強く共感した。
2010/10/31
Maumim
遠い国でのテロ事件は、そこに住む人々の顔を思い出すことができるということで、ごく身近な痛みに変わる。
2009/03/01
永月莎夜(ながつきさや)
出版時以来の再読。連載当時は著者が羨ましくて仕方なかった。あの頃の私は仕事に忙殺され全く充実感のない毎日で、丁度117ページのような状態。会社と家の往復をしながら、漠然と反戦デモに行きたかった。今の私は当時と違って自由で、プレカリ問題には大いに興味もあるのだけれど、あの頃のモチベーションはない。メディアで見かける写真や記事に、処凛さんや友人の姿を見たり、共感したり(心で)突っ込んだり私なりに考えたりするだけ。当時と私は何が違っているのか。そして『4、5年前の本なのに時代の流れって早い』と思うばかりだ。
2009/01/01
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