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高く遠く空へ歌ううた

高く遠く空へ歌ううた

高く遠く空へ歌ううた

作家
小路幸也
出版社
講談社
発売日
2004-04-01
ISBN
9784062123532
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高く遠く空へ歌ううた / 感想・レビュー

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エンリケ

無国籍な雰囲気の街で起こる怪奇な物語。時代背景は昭和という事で自分の少年時代にダブる。秘密結社的な子供達の繋がり、当時は確かに有った。怪しげな人の住まない屋敷、底無しと云われた池、これ又近所に有った。という事で不可思議なお話ながらとても親近感を抱いた。主人公は片目を無くし、父に自殺された小学生。喜怒哀楽を失ってしまった彼を中心に進む冒険譚。微笑ましいがちょっぴり残酷。幼い頃に熱中した探偵物を思い出す内容に終始心が高揚する。本筋は光と闇の暗闘を描くファンタジーだったがこの子達の成長をもう少し見届けたかった。

2015/08/31

Yuna Ioki☆

1342-38-38 このシリーズは合わないみたいです(¯―¯٥)

2016/03/30

ぶんこ

喜怒哀楽を出せない男の子が、何人もの死体発見者となっていくうちに、周囲の仲間や大人との交わりで、最後は泣いて、笑って、表情のある顔に戻れて、本当にホッとしました。 少しホラーが入っているような、異次元の世界の話にもなってました。 続編との事。 前作を読んでいないので、今度読んでみます。

2014/05/15

ちろ

(Pulp‐town fiction)とあるので、「空を見上げる~ 」の続編かと思いながら読んでみたら、なんで同じシリーズなんだろう?と疑問が。でも少しして、あれ、もしかしてそういうこと?と気がつきラストでやっぱりそうなのか、と納得。今回も子供たちの冒険にワクワク、どんな結末に向かうんだろう?という展開にドキドキ。この人の書く子供たちの物語、好きだなぁ。「空を見上げる~」 の続編というわけでもないけれど、かと言ってこれを先に読んでしまったらモヤモヤしちゃいそう。

2010/08/11

Mumiu

「空へ向かう花」の続編かと勘違いしました。「空を見上げる古い歌を口ずさむ(ほとんど覚えてない、もっかい読まなきゃ)」のほうでした。死体の第一発見者に何度かなってしまう少年ギーガン。キサトアにも感じる「ここではないどこか」な町。子どもたちの冒険で会った「水のエキスパート」を思わせるような人。真理子先生との悲しい別れを通過して、感情を取り戻すギーガン。違い者や解す者など謎が明かされたけど、失われた人は帰ってこない。柊さんの「真剣に生きることができる人は、きっと他の人たちにも優しい」がやさしく響く。

2013/03/14

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