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結婚帝国 女の岐れ道

結婚帝国 女の岐れ道

結婚帝国 女の岐れ道

作家
上野千鶴子
信田さよ子
出版社
講談社
発売日
2004-05-27
ISBN
9784062124133
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結婚帝国 女の岐れ道 / 感想・レビュー

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ネギっ子gen

女の「現実(いま)」を、気鋭の社会学者とカウンセラーが徹底解剖。【この唆られる小題】10代の子を持つ親のセクシュアリティ/女であることの存在証明/総合職の娘は「女の顔をした息子」/「かけがえのない関係」という対幻想/「わたしでなければ」という自己中心の世界/支配と慈しみは裏表の関係/所有を愛と取り違える女/「孤独」はすがすがしいもの/「自己実現」という幻想/「自立」に替わる表現を/20代「自縄自縛」30代「自業自得」40代「墓穴を掘る」/「かわいいおばあちゃん」イデオロギー/「意地介護」の犠牲者たち ⇒

2023/05/02

かおりんご

読み友さんたちに触発されて手にした。うーん、難しい問題。さてさて、どうしますかね。とりあえず手を打って結婚するか、シングルライフを極めるか。所詮人間死ぬときは一人だもの。なんて思ったり。それにしても、教育書で目にする信田さんの対談だとは。意外や意外。

2014/12/29

どんぐり

男性をぼろ糞に貶しながら、結婚する女、結婚しない女、親に寄生する女、と現代を生きる女性の生き方の深層をさぐる千鶴子とさよ子の対談集。「結婚はやはりプライドのゲームですから、ピア(同輩集団)の中で結婚年齢が遅れれば遅れるほど、夫に対する要求水準が高くなっていく。『あんなところで手を打ったか』とピアに言われることが一番屈辱になる。それは男も女も同じです。今、結婚相手をどうやって選ぶかというと、ピアに対する誇示効果が大きい」と。相変わらず上野千鶴子は鋭く突いてくる。周りにもそんな人がいたな。

2014/12/16

ふみ

まず前半までの感想。何故、結婚願望はなくならないか?と上野は繰り返すが、簡単じゃん。好きな人を所有したいから。むしろ、問題はこの国の貧富の差が日に日に開いていくことじゃないのか?若くして子供を生んだ30代は、パートで家計を支えつつ家事育児を一人でこなす。高収入を維持しつつ結婚した30代は家事育児をアウトソーシングする。 で、自分は、今の仕事を続けつつ家庭を築くなんて到底ムリ!かつ、薄給。収入家事育児を完全にシェアし、かつ私だけを愛してくれる王子さま 覚悟があるなら出て来やがれ(笑)

2014/12/04

さとちゃん

2004年刊。いまから20年も前の対談なのに、現状は全く良くなっていないことに驚く。この対談当時、お二人に危惧されている三十代であった私。人生の先輩方からはこんなふうに分析されていたのね、と思いながら読了。お二人ともかなりはっきりと話されているので、苦手な人は苦手かも。DV男に関しての信田氏の評「自分の期待どおりに妻が応えてくれず、期待どおりの行動をしてくれなかったことに彼らはひどく傷つき、傷ついたということを自覚する前に殴る。」は説得力があった。

2024/06/21

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