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楽園の鳥 ―カルカッタ幻想曲―

楽園の鳥 ―カルカッタ幻想曲―

楽園の鳥 ―カルカッタ幻想曲―

作家
寮美千子
出版社
講談社
発売日
2004-10-27
ISBN
9784062124393
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楽園の鳥 ―カルカッタ幻想曲― / 感想・レビュー

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とよぽん

寮美千子さんの絵本、児童文学作品とはまた別の世界の、壮大な物語だった。先日読んだガンジス河にまつわる神話の絵本の内容が、この「楽園の鳥」にも底流している。主人公は自分を楽園の鳥・・・脚を持たぬゆえに、命という楽園を永遠に飛び続けなければならない・・・にたとえた。寮美千子さんが書いた、大人向けの初めての作品はとてつもなく広く深い世界だった。

2019/03/02

Mayumi O

カルカッタの埃っぽさ、猥雑さが、読んでいる間ずっと感じられた。そういう空気感を感じるものだった。でも、この主人公にはあまり共感できないな。もがきもがき、地べたを這いながら、生きている姿だからなのかな。

2013/07/31

小葉

◇ 主人公を好きになれない。でも物語が創られる過程は興味深かったです。

2006/07/23

しわじい

インド、ガンジス川、ブッダ。何かそこに魂の深さを感じ、一度行くとそこから強く影響を受けると聞く。そんなインドの現実の世界が書かれている。ただ、そんなインドの世界を除けば、単なるDVの話じゃないかって思った。ミチカはディオン・ブライアントにもアーロン・フライリングにも、殴られ、ひどい扱いを受けるのに、怒るのは私がいけないからだとして、そして私がいなければダメなんだと、どこまでもついて行こうとする。なんでそうなっちゃうんだろう。もう、あきらめて日本に帰って普通に暮らせばいいじゃん、と何度思ったことか。

2013/07/31

びばりーちゃん

作中で主人公が書いている古いピアノの物語が好き。

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