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好き好き大好き超愛してる。

好き好き大好き超愛してる。

好き好き大好き超愛してる。

作家
舞城王太郎
出版社
講談社
発売日
2004-08-07
ISBN
9784062125680
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好き好き大好き超愛してる。 / 感想・レビュー

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❁かな❁

めちゃくちゃぶっ飛んでてパワフルで面白い★単行本にしか入っていない『ドリルホール・イン・マイ・ブレイン』を読みたくて文庫を読んだ後にこちらも読了!頭にプラスドライバーを突き刺された加藤秀明がニイイインと調布市の少年村木誠になり世界を救う!幻覚か妄想か本当にハチャメチャな世界♪頭の穴と角での快楽、剥き出しの白いお花など赤裸々に気持ちが語られる♡表題作とドリルホールでは紙質もフォントも違うのが面白くドリルホールの詰め詰めの文字が世界観にぴったりで疾走感のあるストーリーが頭の中に降り注ぐ!マイジョーさんスゴイ♡

2017/12/23

nobby

なんか とにかく すっげーの読んだ!だって超ストレートなタイトルの至る所での表記は『♥️♥️♥️UI♥️U❗️』だよ!「愛は祈りだ。僕は祈る。」の綺麗な冒頭から、もう思いのままに長文やら段落・章立てなど全く気にせず書き殴られる想いの羅列は、溢れる純愛に圧倒されるばかり…イラストギャラリー挟んでの『ドリルホール・イン・マイ・ブレイン』も聞いていた通りのぶっ飛び模様!頭に刺さったプラスドライバーに導かれるのは、世界を救う村木誠の戦いだった!いや、性器のセックスでなくて頭のセックスって…まさに活字の自慰行為だ。

2018/06/12

真香@ゆるゆるペース

初読み作家さん。第131回芥川賞にノミネートされながらも、石原慎太郎元都知事からブーイングを受けてしまった問題作。うーむ、これは… 確かに好き嫌いは分かれる作品だろうなあ。独特の世界観・突き抜けっぷり・展開の早さなど、普通の小説と同じ感覚ではまず読めない。簡単に言えばハッピーエンドではない愛と喪失のストーリーなのだけど、所々理解に苦しむ部分は斜め読みしてしまった。「考えるな、感じろ」っていう作品なのかもしれない。

2020/03/22

aquamarine

表題作は文庫版でレビューをあげたので割愛しますが、読んだばかりなのにもう一度読んでしまったくらい心に響く話でした。単行本にだけ入っていた「ドリルホール・イン・マイ・ブレイン」は、正直に言ってよくわかりません。でも感じることはできている気がするのは、このぶっ飛び方がやっぱりとても愛おしいのです。書体や紙質の違いを堪能しましたし、表紙裏やイラストギャラリーは凄い勢いで洪水のように私の中に流れ込み、文章だけでなく視覚でや触覚で私を圧倒しました。文庫で分けた理由もわかる気がしますがこちらは一冊で一つの芸術ですね。

2018/01/04

藤月はな(灯れ松明の火)

誰かを、身をも焦がすように恋をしたり、喪う事を考えると耐えられなくて壊れそうな程に愛する時に私達はそれが「絶対的に唯一」だと思う。でもその相手がいなくなっても意外と大丈夫な自分がいる事に気づいてしまう残酷さ。そして別の相手に対象がすり替わる無情さ。思いの強度は時や状況による変化が齎す切り替えを超えられない。それでも人は恋し、愛し、少しでも長く、側に居たいと願う。例え、それが自分や相手、周囲の心や身体を傷つけようとも。そして挿話に込められた、時の残酷に抗おうとする愛の純度に裏打ちされた祈りは読者を撃ち抜く。

2020/06/11

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