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偽りの館 ――叔母殺人事件

偽りの館 ――叔母殺人事件

偽りの館 ――叔母殺人事件

作家
折原一
出版社
講談社
発売日
2004-09-28
ISBN
9784062125994
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偽りの館 ――叔母殺人事件 / 感想・レビュー

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雪紫

嗜虐心たっぷりな叔母に殺意を抱いていく智樹と、彼の犯罪を本にするため、その現場に住む「私」が実母に悩まされ、殺意をシンクロしていく具合が恐ろしい。いくつかの部分は伏線ガン無視でもしかしてとなるものの、だからこそ、いやそれ故に悪辣な展開が待っていた。とりあえず最後に言いたい。「アンタ○○○か!?」

2021/01/21

そのぼん

あぁ、ややこしい…。タイトル通り『叔母』がキーワードになってきます。殺人事件が起こった家に男が住むところからストーリーが始まりました。手記が途中に入っているところも面白かったです。

2012/06/28

rerenko

はじめから叙述トリックものと知って読んでいたので、だいたいの予想がついてしまいました。何も知らずに読んでいたら、最後はびっくりしたかもしれません。舞台が古い洋館だったからか、レトロな雰囲気が印象的でした。

2015/10/02

tougeichan

なんというストーリー。財産目当ての殺人事件なんだけど、その事件に関係する登場人物は、全員が身内。叔母に伯母、息子に従兄弟、娘に姪に近親相姦・・・ヤヤコシイ。話のつまりは、極々簡単なんだけど、説明長くなる。読むしかないのです。只、身内、それも血の濃い身内が、歯止めもなく辿り続けた畜生道。どんな理屈をつけようが、人間にあるまじき鬼畜達。その分現実味は薄いのだけど、無責任に読む分には面白い。小難しい事は何もなく、金銭欲とシツコイ復讐心、怒りと怨念が入り混じって、人間の愚かさのみの強調。読後感・・・非常よくない。

2012/10/02

オーウェン

富豪の叔母である富子を殺害した智樹。 二重人格を主張し精神病棟に入院中。 その智樹のノンフィクションを描くため残された富子の家で生活を始める作家。 次第にこの二人の生活が似通っていき、出来事がリンクしていく。 折原さんにしては正統すぎるくらいの叙述。 むしろ初心者でもわかりやすいほどの仕掛けかもしれない。 出てくる叔母連中の執念のようなものが渦巻いており、男性陣は結果タジタジという落としどころは納得する。

2019/04/21

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