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幸福な食卓

幸福な食卓

幸福な食卓

作家
瀬尾まいこ
出版社
講談社
発売日
2004-11-20
ISBN
9784062126731
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幸福な食卓 / 感想・レビュー

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Die-Go

図書館本。初瀬尾まいこ。 家族揃って朝の食卓を囲むことを義務としていた一家。それが父の「父さんを辞める」宣言により、数年前から抱えていた問題が浮き彫りになっていく。   読みやすい文体にちょっとした悪意が見え隠れするが、出てくる人たちは皆善人で、全体的には読み心地は良。またこの作者の本を読んでみたくなった。★★★☆☆

2015/12/13

にいにい

瀬尾まいこさんの「家族」のあり方を描いた4篇の短編連作集。佐和子の家族は、それぞれの役割を各自が、放棄し、それでも何とか収まっている。そこには、直の就職や恋愛、佐和子の受験や恋愛、弘の自殺未遂や受験勉強、母さんの信仰の話なんかが絡む。佐和子の高校生活では、若干のイジメも入るが、大浦君のアドバイスで乗り切る。しかし、次の展開は、衝撃的。そのショックから立ち直るきっかけを家族が模索する。大浦君の男気、ヨシコの優しさが心地良い。交通事故を入れる必要性と母の名前がないのが気になったが、温かく読後感は良かった。

2013/12/13

よこしま

みんなズレてる人たちばかりだったけれど、中原家も大浦君もヨシコも好い人ですよね。終盤に読まれた大浦君が佐和子に書いた手紙、本当に真っ直ぐで涙が出そうでした。家族だけでなく周囲の人も含め、お互いを想う気持ちは必要だと、瀬尾さんからまた教えられた気がしました。疲れたら、別居だって、父親をやめても、真剣さを捨てるのだっていいと想う。時が経てば、いつかは戻るかもしれないのだから。大浦君は哀しかったですが、ヨシコやりますね、直のために佐和子にシュークリーム伝授したり。最後はいい方向に迎えて本当に好かったです。

2014/04/17

sk4

物語の前半で登場した坂戸くんというイケメンが言ってた「お前は気づかないところでいろいろ守られてるってこと」ってセリフにこの話全体のテーマがギュギュッと凝縮されてると思う。 中盤に登場した吉沢くんというイケメンの「俺に相談してくれてありがとう」という言葉も。 そしてイケメンの父さん「父さんね、父さんは父さんで、やっぱりとにかく父さんでいたいんだ。父さん(意訳)」 とにかくこの物語ではっきり言えることは、主人公の佐和子はイケメンに囲まれて、いろいろ守られて生きているということw

2012/08/05

takaC

四話目「プレゼントの効用」の展開は想定外だった。うん。悲しい。哀しい。でも温かい。

2012/05/11

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