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星月夜の音

星月夜の音

星月夜の音

作家
かんの ゆうこ
東儀秀樹
出版社
講談社
発売日
2004-12-22
ISBN
9784062127134
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星月夜の音 / 感想・レビュー

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さくら♪

雅楽の絵本・三部作の三作目。地上の人々の声をあらわす「篳篥」のお話。母子キツネが姿を変えた葦と竹からつくられた篳篥が、離れ離れになった母子の想いをつなぎあわせる・・・せつなくて素敵なお話でした。白うさぎに聴こえている音はどんな音なのだろう・・・この三部作に合わせたCDもぜひ聴いてみたいです。

2019/10/22

cherry☆

笙(しょう)、篳篥(ひちりき)、龍笛(りゅうてき)は雅楽で中心となる3つの管楽器である。これらの楽器と聞こえない音を聞く不思議なうさぎを描いた絵本のシリーズ。「星月夜の音」はシリーズ3作目で人の声や地上の音を表すと言われる篳篥をモチーフにしている。狼に襲われて亡くなってしまった子ぎつねは川の上流の丘に生える竹に、子ぎつねを失った母ぎつねは川に生える葦に姿を変えた。そして不思議なうさぎが葦と竹からできる篳篥を吹くことで、親子が寄り添っていられるようにと願いが込められている様子がきれいなお話だと感じた。

2014/08/27

Chinen

雅楽の三大楽器を題材にした絵本三部作の三作目は「篳篥」が題材。篳篥は人間の声=地上の音に例えられ、天・地・空の地をあらわす。どのような物語になるのだろうとドキドキして読んだが、思わず涙してしまった。狐の親子の愛情が優しくはかない。

2013/10/18

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