私のパリ 私のフランス
私のパリ 私のフランス / 感想・レビュー
ヴェネツィア
さすがは大女優。普通の人には想像も及ばないほど波乱万丈の半生。彼女は24歳の時にすべてを捨ててパリに渡る。映画監督(名門生まれの富豪)イヴ・シャンピと結婚するためであった。パリ8区オッシュ街の高級アパートに住んで18年。突如お嬢さんと共にそこを出てゆき(追い出され?)、それ以降何度か変転の末にサン・ルイ島に居を構え、パリっ子憧れのルイジァンとなる。エルメスの社長とは入魂の仲、メニューヒンのレジオンドヌール勲章の受賞パーティに招かれ…と、もうきりがない。それらが何の嫌味もなく語られる。まさに天性の大女優!
2021/08/08
アズル
図書館本。以前読んだことがあったようで、半分のあたりで思い出しました。美しい人はいつまでたっても美しいです。その美しさを、爪の垢(恵子さまには垢など存在しないだろうけど)程度を、分けて欲しいです…。久しぶりに「黒い十人の女」あたりを観なおしたくなりました。
2016/06/20
タミイ
今年最後の読了本。岸惠子さんの素敵な写真とエッセイの抜粋を中心に、パリ〜近郊にある岸さんお気に入り&思い出スポットを紹介した一冊。単なる観光ガイド的な内容ではなく、散りばめられた岸さんの文章や長いフランス生活でのエピソードの数々がとても興味深い。美人女優という表面的なものだけでない、凛とした知的さとエレガントさ、洞察力や、ざっくばらんでハンサムな潔さがとにかくカッコいい。サン・ルイ島の誇り高きホームレス氏とのエピソードに岸さんの肝っ玉の座りっぷりを思い知る。こんな70代にはなかなかなれないけど目指したい!
2016/12/31
Cake-O
最初にパリを訪れたのは1986年。憧れの岸恵子さんのエッセイとカラー写真盛り沢山で岸さんのフランスのお気に入りスポットを紹介している。大好きなパッシイ地区、ルーブル美術館やベルサイユ宮殿、ノートルダム、オペラ座など訪れた場所を鮮明に思い出せる。パリ大好き
2016/08/10
渓流
まさしく岸恵子さんの超個人的なパリでした。岸ファンにとっては大層な本だろう、フランスを調べようとした私にはちっょとね。
2017/10/20
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