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ロズウェルなんか知らない

ロズウェルなんか知らない

ロズウェルなんか知らない

作家
篠田節子
出版社
講談社
発売日
2005-07-06
ISBN
9784062130066
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ロズウェルなんか知らない / 感想・レビュー

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barabara

最高!こういうストーリーを嫌みなくさらりと書けるひとりが上手い作家だと思う。あまり知られてない作品だけど、同じものを東野圭吾が書いたら、大人気になると思う。

ペトロトキシン

ロズウェルなんか知らなくてもそんな事は関係ない。そこで生活していく者にとっては生きるか死ぬかの問題なんだから。でっち上げ上等!それまで手を子招いて何もしてこなかった行政や頭に固い年寄り衆に文句なんか言わせるな。もう読みながら拳を振り上げんばかりに青年団の面々を応援してました。ラストの開き直りには拍手喝采ですよ。しかしマスコミ絡んでくると毎回思うけど、安全地帯でギャーギャー騒ぐ外野は引っ込んどれって言いたくなりますね。

2012/12/07

乱読999+α

題名からして良いネ。有川浩氏の作品と同じモチーフ“過疎地の村おこし”ながら、こちらの方が、コアでシニカルでラディカル。行政は金、金、金の話だけ。老人は回顧ばかり、愚痴ばっかり。元からの住民と移住者との確執。若い人がいない。いずれも何所にでもある話。又、UFOや四次元、怪奇現象などモロに胡散臭いテーマ。これが益々良い味出しているヨ。でも、途中で嘘がバレてしまい世間から叩かれるが、やったモン勝ちだよネ。結末はお約束のファンタジーで終わるが、説教臭さもなく、面白いテンターテイメント。是非、映画化してもらいたい。

2015/03/05

だくだく

いやぁ、面白かった。寂れた山麓の町に観光客を呼ぶために、地元青年団が「日本の四次元地帯」と銘打って、UFOをはじめ怪しい仕掛けを施すというお話。一時は策が功を奏するが、あることをきっかけに転落していって・・・という流れは「仮想儀礼」にも通じるけれど、後味の良い終わり方で楽しめました。行ってみたいぞ、駒木野町。

2012/06/05

oyasan

温泉もない、駅もない、仕事もない、そこにはただ自然があるだけ。かつてあった遊園地は廃園、ゴルフ場計画も頓挫し町に未来がみえないときに東京からやってきた元コピーライターとともに動き出した町の若者たち。UFOや不思議な遺跡で町に人を呼び寄せようと企画していくけど・・・。うん、我ながら役所のダメダメさ加減もよく笑える。そして、彼女なんていなかった男たちに出会いができたのもうらやましい(笑 町の元気は人と人とのつながり、刺激が起こすんだよって改めて思うのでした^^

2010/10/09

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