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ながいよるのおつきさま (講談社の翻訳絵本)

ながいよるのおつきさま (講談社の翻訳絵本)

ながいよるのおつきさま (講談社の翻訳絵本)

作家
シンシア ライラント
マーク シーゲル
Cynthia Rylant
Mark Siegel
渡辺葉
出版社
講談社
発売日
2006-01-01
ISBN
9784062131193
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ながいよるのおつきさま (講談社の翻訳絵本) / 感想・レビュー

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やすらぎ

また歩いているの。たまには立ち止まって空を見上げてみませんか。同じ空でも夜を長く感じることができるから。どんなに雪深く積もっていても照らしてくれる。寒ければ寒いほど、透きとおって光を届けてくれる。私たちのように毎日少しずつかたちは変わっていくけれど、この星にいるたくさんの生きものが月あかりを感じている。ときに厚い雲に隠れてしまうけれど、真っ黒の隙間から微かな光が届くときもあるから。ひとりぼっちを抱きしめて震える闇夜も、会える日を待ちわびる雨夜も、月も人も見えないときはあるけれど、きっとどこかで輝いている。

2023/02/04

紫 綺

1年12か月の満月に名前をつけた、謳うような絵本。4月の「めぶきのおつきさま」が好き!でも月の美しさは12月!月の輝き、美しさをすばらしく表現しているので、絵を観るだけでも価値有り!

2013/02/09

masa@レビューお休み中

ときどき、無性に月を眺めたくなることがある。急に淋しくなったとき、誰かを恋しいと思ったとき、切なる思いを打ち明けたくなったとき…。そんなときは、夜の闇に白く輝くお月さまを見上げてしまうのだ。ここでは、12ヶ月の月のある風景が描かれています。青白く輝くお月さまは幻想的で、時を忘れて、うっとりと眺めたくなるような光景ばかりなんです。各月ごとのお月さまの名前が紹介されているのですが、アメリカ原住民がつけた名前は美しいものが多いのです。その名前を見るだけで、月が人々にとって大切なものだということがわかりますよね。

2013/02/18

ふう

12の月のおつきさまに、それぞれの名前をつける…。かって、夜は今よりも長く、今よりも静かで神秘的だったのでしょう。 詩のように美しい文を読み、木炭で描いたという絵をじっと見ていると、本の中の月が語りかけてくるようです。自分が月に照らされた草原に、大地にいるように思えてきます。そして、やさしい光に感謝し、そっと祈りをささげたくなります。どうぞ、この大地に生きる小さき者弱き者を守ってくださいと。 『3がつは よつゆの おつきさま ~ はるの やくそくと きぼうの ことばを はこんで』

2015/03/23

うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)

その昔、人々は空に浮かぶ満月に一つ一つ名前をつけました。1月なら“嵐のお月さま”というように・・。日本とは若干季節がずれている部分もありましたが、とても素敵な絵本でした。マーク・シーゲルさんの絵がとても美しく、いつまでもこの絵本を眺めていたかったです。これからの季節にピッタリな絵本でした。★★★★

2012/09/27

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