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暗い国境線

暗い国境線

暗い国境線

作家
逢坂剛
出版社
講談社
発売日
2005-12-01
ISBN
9784062131780
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暗い国境線 / 感想・レビュー

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カワセミ440

イベリアシリーズ4作目。ナチスドイツは旗色悪し。でも『ミンスミート作戦』凄いね、そこまでやっちゃうんだ。実話だそうだけど。英国諜報員ヴァニジアは良いなあ、でも日本人に心を許すなんてあの時代には絶対無いだろうな。スペインのフランコ総統って風見鶏的?だけど結構したたかだな。カティンの森事件もちょっと出てくるけどソビエト/スターリンはひどい奴らだ。

2021/01/12

sataz

久しぶりに作者ライフワークを読んだ。手に取れば面白いのだけど、分厚いしペース遅いしでしばらく止まっていた。これはシリーズ4作目、英軍が地中海攻略先を欺瞞しようと、ニセの海兵隊将校死体(偽書類持たせてある)をスペインに漂着させようとする工作が進行する。在マドリードの北都と、自国の作戦を知らないままヴァニジアも巻き込まれる。ゲシュタポが絡んで、死体と書類の真偽を探り合うことになるが・・・ 600ページ超でほぼ一つの作戦だけ、戦争全体や二人の間もあまり進展しないが、まあまあ読める。

2014/11/21

堀越 隆史

 1冊でも分厚いボリュームですが、これでもまだシリーズ途中なので読み応えがあります。 登場人物は既出の人たちばかりなので、カタカナ名前を新しく覚える苦労が少なくて助かりました。 情報戦がスリリングに展開されている一方で、人として変わらない善意も合間合間に見えてほっとします。 「戦争でなければいい友達になれた・・」といったところが好きでした。 そうあってほしいです。

2017/09/05

suntalk

イベリアシリーズ第4弾。北アフリカでドイツ軍を破った連合軍は、次に地中海に向かう。シシリー島上陸作戦を意図した連合軍がドイツ、イタリアの枢軸国を欺くため、偽の密書を持たせた情報将校を装った死体をスペインのウエルバ沖に流す。その関連の話がこの巻の大半を占める。ヨーロッパ戦線のことをほとんど知らないのでその尺の長さが理解できないまま読み進めた。最後の方でこの巻には出てこないのではと思っていたベネロペ(ホアナ)が少しだけ登場する。そしてシシリー島上陸作戦がイタリアのムッソリーニ失脚に繋がることが分かった。

2024/08/12

ちゃま坊

イベリアシリーズ第四弾。1943年、スターリングラードの攻防やカチンの森事件の時代背景。★

2016/02/11

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