盗作(上)
盗作(上) / 感想・レビュー
金平糖
アナンとの再会が嬉しい!相変わらず多くの人を癒し、素敵な作品を作り続けていた。JKである主人公は彼の作品によってどん底に落ちるが、救ってくれるのも彼の作品。同じ地球に生きていてる人間は、共通の何かをキャッチし、スイッチが入り、 似たような作品を作り上げる事もあり得るかもしれない。例えば、雄大な自然から力を感じた時、人生観を変えるような局面に出会った時。絵画だけではなく、音楽、小説、芸術と言われる全てのものにおいて。ポップスや歌謡曲等に、クラシック音楽の旋律を思い出す事が度々ある。(続きは下巻の感想へ)
2006/06/14
みさどん
人を感動させる芸術作品、絵画や音楽、これはある種のエネルギーの爆発。それを受信した人が作品として形にできるのだ。平凡な女の子が一度だけの素晴らしい作品を発表することで、盗作疑惑に翻弄される。作品が素晴らしいと書かれているけれど、それがどんなものか形を結ばないのでイメージしにくい。アナンの素晴らしさがちょっとだけでてきて、フムフムとなった。
2015/06/13
Mayu
あぁ、そう意味で盗作って事なんだぁ。てっきり、盗作されてって展開になるのかと思ってました。弟のカヅキはとても良い味を出している。それにしても、どうなっちゃうんだろう?続きが気になります。そして、作者が連盟なのはどうしてだろう?作者紹介を見ると、梓氏が飯田氏に協力ってなってるけど…。ちょっと調べてみよう。
2018/12/09
ちょん
これもまた面白い。ひとりの普通の女子高生が回りの人達の人生を変える、そんな話。アナンがちらっと出てきて嬉しい。
2012/03/14
昼夜
盗作とは創作する人にとって鬼門中の鬼門だからどんな作品なのかまったく検討がつかなかった。どんな作品であれ私はいつも消費する側で生産する立場に憧れてきた。でも、作品を楽しむだけで一度も生みの苦しみに対して考えたことはなかった。それは多分大多数の人がそうなんだと思う。そのことを解りやすく伝えた物語でタイトルの盗作はかなり印象が悪くて手にとるのに悪影響だと思うのだけど、でもこれ以上のタイトルはないんだろうな。
2009/09/28
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