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盗作(下)

盗作(下)

盗作(下)

作家
飯田譲治
出版社
講談社
発売日
2006-01-28
ISBN
9784062132930
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盗作(下) / 感想・レビュー

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金平糖

人類の長い歴史の中「初めて」「一番乗り」は、時代を重ねれば重ねるほど困難ではないか?あらゆる芸術家にとって新作を作り出し、継続して発表し続けて行く困難性を考えてしまう。飯田&梓、両氏の小説は映像の仕事も手がけているだけに情景が目の前に広がる。アナンは、タイルを使ったモザイク画の天才でガウディーのサグラダ・ファミリア等をイメージしていた。本作の主人公が最後に行きつく場所がスペインで、飯田&梓両氏のアナンの作品のイメージはスペインにあったのではないかと思い、嬉しくなる。それにしても、アナンのその後が気になる!

2006/06/14

みさどん

アナンが出てくるというので、読んでみた本。絵画、音楽、そして本と、平凡な主人公が生み出す作品が世界に感動をもたらす。これまで瓦解した彼女の信用が、本を生み出した三度目には華々しいものとなったのはよかったけれど、単純に進み過ぎだったかな。彼女の宿命を新たに背負う人が現れることを描きたかったからだろうけれど、時をはしょりすぎて書いてあるので薄い感がある。アナンが世界に感動を与え続けているというのが気持ちよかったかな。

2015/06/13

Mayu

この本の考え方というか、受信する的な発想で芸術が出来上がるという見方を、私はそういう人もいるんだろうなぁと思えるので、抵抗なく読めたし、そういう意味で面白かった。だけど、主人公の彩子が許容力があるとか、私が私がのタイプではないという筆者が読者に持たせようとするイメージと、彩子の取る行動にはアンバランスなところがあり、気になってしまいました。

2018/12/09

ちょん

とても壮大な話だった。上巻よりも少しトーンダウンした感があったが、登場人物達が、終始芸術に振り回される。芸術家という人達の生きていく難しさが少しわかった気がした。アナンの登場も嬉しい。

2012/03/14

cassyu

下巻はどこか駆け足で「人との繋がり」が希薄になってしまって・・・残念でした。

2013/01/11

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