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カラフルな闇

カラフルな闇

カラフルな闇

作家
まはら三桃
出版社
講談社
発売日
2006-04-20
ISBN
9784062133289
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カラフルな闇 / 感想・レビュー

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ぶんこ

先に読んだ「最強の天使」の周一郎と志帆が親しくなった志帆中学1年生。志帆の両親も離婚していて、父親が周一郎の住んでいるビルのオーナーだったが、志帆は母と暮らしているのでビル解体の話は知らなかったのだと分かりました。元気一杯なように見える志帆ですが、幼い頃に読んだ絵本の中の魔女に囚われている繊細女子でした。同級生が万引きしている現場を見てしまった事から、チクった虐められ、髪をザンギリにカットするところは驚きました。周一郎の母智恵が綺麗にカットしてくれてホッとしました。智恵さんはいいな。

2017/01/11

エンブレムT

第46回講談社児童文学新人賞佳作『オールドモーブな夜だから』を改題した作品。まはら三桃さんの本を読むのは4冊目なのですが、登場人物に対する作者の優しい目線はデビュー作から変わってないんだなぁ~って思いました。中学1年の志帆を惹きつける、不思議な色彩の水彩画。目撃すると不幸にも幸福にもなるという噂のある「闇魔女」。都市伝説を交え、毎日書き換えられていく中学生の等身大な悩みと成長を丁寧に描いた青春小説です。・・・サクッと短い「あとがき」が、作者の思いをストレートに伝えてくる言葉に溢れていて秀逸でした(笑)

2012/09/26

BlueBerry

第46回講談社児童文学賞佳作受賞。まあ、こうゆーのも良いんじゃないかな。かる~くミステリー風味も効いて読みやすかった。序盤○中盤○ラスト○

2014/04/05

anne@灯れ松明の火

大好きなまはらさん。いろいろ読んでいたのに、デビュー作を見逃していたとは……! 表紙が地味?というか、内容が想像しにくくて、損してる? 離婚以来、不安定な母とふたり暮らしの志帆。明るく、元気に見えるが、実は内面に複雑なものを抱えている。「闇魔女」という都市伝説的なものを気にするのも、その証拠? 闇は黒一色だと思っていたが、実は、さまざまな色が重なって、黒ができる。ということは、黒の中にさまざまな色が存在するということでもあるのか。揺れる中学生の想いを丁寧に描いている。

2017/01/16

スノーマン

タイトルが中身にマッチして、とても良い。色って不思議。混ざり合うと変わるし、薄まることも濃くなることもある。本当人間の性質みたい。読みやすいサラッとした文章だけど、思春期のザラリとした剥き出しの感情も混ざる。青春から遠ざかってるけど、年を経てそれなりに自分なりの色は出てきたのかななんて考えてしまう。続編を先に読んだけど、全然大丈夫やった。それにしても中1にして相当荒れて捻くれてる、クラスの女子三人の闇のほうが深そう(笑)

2017/02/22

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