井上ひさしの 子どもにつたえる日本国憲法 (シリーズ子どもたちの未来のために)
井上ひさしの 子どもにつたえる日本国憲法 (シリーズ子どもたちの未来のために) / 感想・レビュー
積読亭くま吉(●´(エ)`●)
[長いレビューになりますが、最後まで読んでいただけると、大変有難いです]前半は、小学生でも理解出来るよう、日本国憲法前文と第九条が、たいへんわかりやすく、平易な言葉で、読み下し文にしてあります。後半は、小学生でも理解出来るよう、作者がソレを解説しています。この本を小学生の早い段階で、時間をかけて学ぶ事が出来たら素晴らしいだろう!どうか、それが実現出来ないものかと、心から思います。選挙権が18歳という年齢まで、引き下げられようとしている今。日本国憲法前文と第九条を深く理解し、自分の頭で考える→
2015/10/16
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
ものごとには「時代と共に変わっていくもの」「変わらなければいけないもの」「変わってはいけないもの」がありますよね。序文に記されていた「昭和20年の日本人男性の平均寿命は23.9歳」という数字に衝撃を受けました。国民学校の先生が子供たちに「君達の寿命は二十歳前後」と教えていた時代から解放された時の気持ちは素晴らしかったでしょうね。法律的な解釈は「時代と共に変わっていくもの」かもしれないし、この国がどんな方向に向かうのかは不透明だけど、詩のような言葉で書かれた『憲法』からは「生きられる」歓びが伝わって来ます。
2015/10/20
いつでも母さん
間違いなくこの本は子どもに伝えなければならない1冊です!そして、どうぞこの国の青年たち、その親の世代の私たちも読むべき1冊です!例えば学校の社会科?公民?授業で習っていたとしても、ちゃんと覚えていますか?と問いたい。おかしな税金の使い方をする位なら、国民に1冊づつ配布して良いと思う。私もね今日だけかもしれない、こんなにしゃんとした気持ちで読むのは・・(汗)でも、生きてる限り何度でも読み返したいと思うのです。そして・・日本だけでなく、地球上から戦火がなくなりますようにと願うのでした。
2015/11/02
Aya Murakami
図書館本 他人の幸せの邪魔をしてはいけない、よその国の人であっても幸せの邪魔をしてはいけない。幼稚園レベルの道徳のお話ですが、どういうわけか大人であってもできていないことですよね…。本書では個人の尊重にも触れていましたが、自分とは異なる個人の幸せにふれてみるのも自分の幸せを向上させる一つの秘訣だと最近気づいたところです。個人主義と他者の尊重って予想以上に両立できるものなのかも…?
2018/11/21
みっちゃん
読友さんにお薦めして頂いた本は、市立図書館の「こどもの森」と名付けられた児童用図書の棚に、慎ましく、ちんまりと収まっていた。遥か昔、中学生の時に強制的に暗記させられた憲法の前文も、大好きないわさきちひろさんの挿絵と、この美しい意文で読むと、全く違って感じられる。「個人の尊重」って何だろう。「日本人であること」そしてこれからの私たちのしなくてはならない事は。一人一人が自分の言葉で考えてもらいたいこと。筆者の井上ひさしさんのあとがきがずしん、と心に響いた。
2015/11/04
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