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憂鬱なハスビーン

憂鬱なハスビーン

憂鬱なハスビーン

作家
朝比奈あすか
出版社
講談社
発売日
2006-09-01
ISBN
9784062135207
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憂鬱なハスビーン / 感想・レビュー

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なゆ

ハスビーン、Has been・・・かつては何者かだったヤツ、そしてもう終わってしまったヤツ。私立中を目指す塾でめきめきと成績を上げ、東大へ進み、外資系の会社へ、そして弁護士の夫と結婚し退職。こんなにも羨ましい経歴なのに、憂鬱どころかとにかくお前はハリネズミかと思うようなトゲトゲしさに満ちた日々を過ごす凛子。よくまあ、こんな凛子にあきらめず求婚したよな、雄介、と思わずにはいられない。まあ最後まで読むと、凛子のヒリヒリしたもの哀しさが見えて、頑張りすぎだよって言ってあげたくなる。過去にとらわれずにね、って。 

2017/01/03

chichichi

東大出て、いいとこ就職して、弁護士の優しい旦那さんがいて…と、かなりいい人生歩んでるではないか!なのに何故そんな風なの?と、主人公凛子に疑問。それはそれで葛藤する事もあるのは分かりましたがやはり納得いかず。ただ、お姑さんの悪意のない干渉に嫌気がさす気持ちは分かります(^^;;

2015/05/26

カピバラ

不器用で優秀な女性が、生活に結婚に、人生に、姑関係に、親になんとなく憂鬱になりながらも一生懸命生きる話。リアルな気持ちが伝わる小説でした。

2016/08/16

まる

終始イヤ〜な主人公でした。絶対こんなお客さん相手にしたくないなあ。生きるのが下手過ぎる。ただ、共感できるところが全くないわけではありません。憂鬱さと自分は何者かであったという誇り(ハスビーン)は息苦しいほど感じられたのでタイトルに偽りなしです。その、自分は何者かであった筈、という思いはきっと誰にでもあるんじゃないかな。良い家族に囲まれていながらそれにさえ苛立つのは30にもなるのにどうかと思いましたが、生きにくいこともあるよね。理解はできるけど、後味は悪かったです。

2015/12/29

ミーコ

東大卒の凛子 プライドばかり高くてイライラ・・・。優しい旦那様 姑さん 何に不足が有るのだろう❔ 共感出来る所がなく 読んでてストレスが溜まってしまった。この本は合わなかった。残念。

2016/06/20

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