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ウロボロスの純正音律

ウロボロスの純正音律

ウロボロスの純正音律

作家
竹本健治
出版社
講談社
発売日
2006-09-01
ISBN
9784062136266
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ウロボロスの純正音律 / 感想・レビュー

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空猫

ウロボロス完結編。前2作後だと真っ当なミステリに思える。これだけ読むのも可という独立性もあるが,実在の人物が登場し(マンガ的妄想,モノマネ的誇張がされていることもあり)虚構と現実の壁が曖昧になる仕掛けはシリーズ共通。ポーの『モルグ街』を原点とし,ドイルの『斑の紐』などで広がる流れのなかで,小栗の『黒死館』をも極北としながら内部に収め,末には横溝の『犬神家』や京極の『姑獲鳥』も推理小説の枠に入れてきた多くの読者たちに贈られた(そしてそんな読者側はなにをされても嘆息する以外にない),本格的変格推理小説の大作。

2017/11/20

ma-san

久々に無茶言いやがるぜ、というトリックが見れて楽しかった。オチ自体は結局のところ過去の作品のトリックを持ってきただけなので明かされてしまうと、特にミステリファンはなあんだ、となると思う。え、でも逆に考えるとこれがミステリ初の人はいきなりあれを説明されて、納得できるのか?いや、この作品がミステリ初の奴なんてそんないないだろう。という自問が多少起きるぐらいには気になるラストだ。ただし、この作品の肝はそこではなくやはり過程のワクワク感だろう。漫画製作というイベントを通じた文化祭的高揚に読者も素直に乗るのが良い。

2020/08/09

花嵐

★★★☆☆ 再読。ウロボロスシリーズ第三弾。今作は前作たちとは違って多少は真っ当な話(あくまで比較的にはだが)。ただ相変わらずオチはぶっ飛んでるので沢山の本格ミステリらしい小道具が出てきても普通のミステリと思って読んではいけない。まぁそれはウロボロスシリーズ全般に当てはまる話ではあるけれども。今回は京極夏彦先生もメインに出てきてるぞ。

2019/11/03

莉玖

やっとの思いで読了。作中の福井健太氏に対する評価がなかなか手厳しく、思わず苦笑い。本当はどんな方なんでしょうね。福井氏の人柄はともかくとして、著作には興味有ります。探してみようかな。 それにしても、実在の方々をあのように扱ってしまうとは、「竹本健治」なかなか凄い。

2016/06/19

ヘンリー八世が馬上試合で死んだことは内緒

ぐぁぁぁぁあああ!バカミスだったぁぁぁぁぁああ!脱力! 鉄の処女のルミノール反応って解決してたっけ?

2013/02/04

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