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ハヅキさんのこと

ハヅキさんのこと

ハヅキさんのこと

作家
川上弘美
出版社
講談社
発売日
2006-09-30
ISBN
9784062136280
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ハヅキさんのこと / 感想・レビュー

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万葉語り

短編集。後書きによるとエッセイを書くのが苦手で掌小説になったそうだ。ハヅキさんのこと、グッピー、森、床の間が印象に残った。癖になりそうな味を持っている。2016-07

2016/01/04

タピオカ

エッセイの体裁をとった短篇が25篇。どれもよかった。最初の「琺瑯」からもうたまらない。ひとつひとつは短いけれど余韻が残る。居心地のいい時間だった。「誤解」はドキドキ。

2020/07/31

ちさと

ショートショートじゃん。と思った後、そう言えばお気に入りさんが読んでいたと思い出して感想を拝見したら「ショートショートである」と書いてあった。「蛇を踏む」の印象で手に取ったことと一編ずつが短すぎてぽわーんと終わってしまうお話が多く、〆のうどんが来ないすき焼きを食べた気持ち。誰かと誰かの小さなやりとり。複雑な人間の心情を読者が想像しながら読む26篇。「ストライク」がよかった。猫も出てきたし。

2018/12/28

ヒロくま

日常の欠片を切り取ったような短いお話には何故だか、そのままにして忘れてしまえないような思いが感じられる。しっとりとした文章に何気に癒された。

2016/05/15

凪織

小説、特に短編は登場人物の日常を覗いたものというイメージがあるが、本作はさらにもっと一瞬を切り取ったというイメージを受けた。全体的にふわふわ浮かんでいるような印象。あとがきに〈エッセイの体裁をとった小説〉とあり、なんとなく腑に落ちた。前半と後半をもう一度読み比べてみると、確かにちょこっと雰囲気が違う。最後の『水かまきり』が一番好み。川上さんの短編は、時々無性に読みたくなる。

2014/09/18

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