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真夏の島に咲く花は

真夏の島に咲く花は

真夏の島に咲く花は

作家
垣根涼介
出版社
講談社
発売日
2006-10-13
ISBN
9784062136402
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真夏の島に咲く花は / 感想・レビュー

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Satomi

舞台はフィジー、南国の楽園。独特の文化を持ち、人々は陽気で大柄、機嫌悪くなるのは空腹時と眠い時。様々な人種が混在する。モノの価値観、基本的な考え方の違い、貧富の差。暴動が色々なものを奪い、変えていく…。幸せとは何か…。クーデターを背景にした4人の若者たち成長物語。悪くはない。最近ハマって読んでいる垣根涼介作品。ワイルドソウルを読んでしまうとこじんまり感は否めない。

2017/09/22

ヨータン

フィジーを舞台にした小説。フィジーの若者の生活や考え方に大変興味を持ちました。お金がなくても仲間が一緒で陽気に笑って過ごせた時代は確かに楽園。だけどいつまでも楽園にはいられない。そして小説のような悲しい事件が起こってしまう。でももともと陽気で助け合い精神旺盛なフィジーの人たちはきっと国がどうなろうと幸せに生きていける国民だと思っています。

2017/12/24

punyupunyu

イギリスの植民地時代、怠け者のフィジー人に業を煮やしたイギリス人がインド人を労働力として連れてきた。以来、まじめにコツコツと働くインド人はフィジーでの地位を高めてゆく。美しい自然に魅せられ観光客が訪れるようになると、日本人、中国人もビジネスチャンスをつかみにやってきた。島外の文明圏から流入した人々と原始生活を引きずるフィジー人の間の軋轢がやがて爆発し、暴動の引き金になった。マイペースにしか暮らすことのできないフィジー人の利己的な姿勢は腹立たしくもあるが、文明的な生活が熟成しないほどの豊かさは魅力的でもある

2012/03/27

you123

最近、中国で暴徒化した民衆による日本のレストラン・デパート・車を襲う事件が起こっているが、この物語の舞台のフィジーでもクーデターをきっかけに泥沼化していく。 とは言っても南国の楽園フィジーでのこと、文体も肩肘張らずに軽いタッチで書かれている。例えて言うなら「喜多嶋隆」の南国を舞台にした【どってことないがちょっぴり泣かせる話】みたいな感じ。 心に残った言葉➡➡「楽園とは周りの人間と作り上げていくもの。場所なんかじゃない。そしてその人間関係がもたらす心の風景だ」

2012/11/13

Randy

フィジーが舞台の小説。フィジーの雰囲気や政治的背景、インド系の人達の関係性が良く描けてあった。読んでいるとフィジーに行きたくなるな。

2019/02/11

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