獣の奏者 I 闘蛇編
獣の奏者 I 闘蛇編 / 感想・レビュー
kaizen@名古屋de朝活読書会
壮絶な母と娘の助け合いで始まる。娘は母を助けようとし、母は娘を助けるために禁を破る。壮絶な始まりの後に、のどかな風景が広がる。蜂飼い。 10歳で大人になる試練を超えた者は、いくつになっても職業意識が崩れることはないかも。文庫版を第22回名古屋de朝活読書会2013/5/1で紹介。
2014/04/06
nyanco
ダ・ヴィンチで3位に選ばれ、やっぱり読まねばとやっと読み始めると…。流石の人気、間違いなく面白い!一気に物語に引き込まれました。アニメを見ていないのですが、映像が目の前に広がる!傷ついた幼い王獣・リランを育てることになったエリン。エリンとリランのこれからと王国の行方が気になるところで1巻が終わり!一気読みでした、すぐに2巻にいきま~す!
2010/01/13
ちはや@灯れ松明の火
最愛の母の記憶を手繰れば最期は鮮血の叫びで終わる。愛しさと苦痛に満ちた思い出。異民族との混血として生まれ、親を失い孤児となったエリン。謂われなき差別と寄る辺ない不安と共に生きた心の中には亡き母や情け深い養父にも埋めることのできぬ深い孤独が眠る。だからこそ彼女は目には見えぬ真理を追い求めようとするのだろう。未来に広がる岐路は無数のようでいて実際は選択肢など限られている。曇りなく澄んだ瞳、まっすぐ伸びた背筋。エリンは母の背中を追う険しい道を選んだ。それが霧深く先の見通せない迷い道だとしても。
2009/12/20
美紀ちゃん
エリンは、獣の医術師の母と2人暮らし。闘蛇が一度に何頭も死んでしまい、その責任を問われ母が命を落としてしまう場面では涙が止まらず片手にタオルが必用。上橋さんの話はすごい大好きです。
ゲンショウ
何故あなたは、生きているの?子も成せない躯で…?人は、あなたに何をしたの?禁忌の民の子。才に溢れ…。その才を喜べぬ母…でも、辛く苦しくとも母との生活は否応無く輝く…亡くしたものが宝となる様に…。そして、君は運命の獣と見える。禁忌の知識…矛盾。知る事の意味が、深く深く刺さる。
2014/04/30
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