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正しく時代に遅れるために 有栖川有栖エッセイ集

正しく時代に遅れるために 有栖川有栖エッセイ集

正しく時代に遅れるために 有栖川有栖エッセイ集

作家
有栖川有栖
出版社
講談社
発売日
2006-12-26
ISBN
9784062137492
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正しく時代に遅れるために 有栖川有栖エッセイ集 / 感想・レビュー

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HANA

最近著者のエッセイ集をよく読むけど、読んでいるとミステリ愛と著者の人柄か駘蕩とした気分が感じられるので、ついつい手に取ってしまう。本書も同様で身辺雑記や映画、お勧めのミステリと、ついつい夢中になって読む。映画や賞の選評を見ていると、この時期にこの作品発表されたんだと時代を感じるし。一際心に響いたのは追悼文。鮎川哲也はそのミステリに対する姿勢、作品も含めて本当に尊敬していたのが伝わってくるし、宇山日出臣さんも同様。中島らも亡くなって、もうそんなになるんだ。それにしても読んでいると、やはり本格が読みたくなる。

2018/06/28

Yuki

氏のエッセイ集はどれを読んでも必ず吹き出す項目があるのですが、今回もありましたね「暁の防衛線」。松屋町で必要なものを買うシーンが妙にハードボイルドで笑える。さらに猫村さんの話でふふっとなり、機械音痴の話にニヤニヤし、第八回鮎川哲也賞最終候補の濃いメンツに腰を抜かしそうになり、最後には鮎川先生への追悼文「至高体験」で涙しました。二階堂先生優しい。カラオケのリクエストでB'zを歌いボウリングでは一番重い球を投げるとか、意外なのかそうでないのかもはやわからないけど、ご本人やっぱり面白いお人柄だと思います。

2018/05/04

ミナコ@灯れ松明の火

震災のことを回想しているエッセイがとても印象的。『ブラジル蝶の謎』に含まれた最後の一編『蝶蝶がはばたく』の一節が思い浮かんだ。こういうことを考えていて、あの『蝶蝶がはばたく』のラストが生まれたのだなあととても感慨深かった。好きな作家さんの読書記録を覗き見するのは本当に楽しい!

2011/02/27

みなみ

雑記、本や映画の紹介、追悼文まで広く集めたエッセイ集。有栖川さんオススメの本には惹かれるものが多く、読みたい本が一気に増えた。全体として本格推理小説への愛に溢れており、鮎川哲也さんへの追悼文の中のエピソードにほっこり。

2018/03/05

藤月はな(灯れ松明の火)

今までに読んだことのある有栖川氏自身の本やお勧めの本のご紹介や今まで家族と観てまた、ホラー好きの弟も観たことがある映画が紹介されていて嬉しかったです。宇山氏の追悼文にミステリー世界の立役者の喪失の悲しみに胸が抉られそうになりました(泣)

2010/10/21

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