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陪審法廷

陪審法廷

陪審法廷

作家
楡周平
出版社
講談社
発売日
2007-03-30
ISBN
9784062138949
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陪審法廷 / 感想・レビュー

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Syo

難しい問題ですね

2022/09/15

まるぷー

日本で裁判員制度が導入される前のアメリカでの陪審員裁判をテーマにした話。日系人ケンイチが隣家の少女パメラの養父を射殺した事件。裁判において弁護士は無罪を主張するも殺人そのものは否定しない。ケンイチはステロイドを服用し心神喪失状態であったこととパメラが養父に性的虐待をされていたことに同情した行為であると。検察の量刑は無期を要求し、陪審員の評議は量刑の重さと愛する娘が性的虐待をされたときの心情を論議された。法という人間の感情を排した代物に人間の感情を吹き込むのが陪審制度。無罪であるが罪を犯したことは事実で↓

2018/12/28

コリディ

7点。再読でした。読んだ記憶があまり無かったのは、落ちとか意外性が無かったからでしょうか。裁判員制度が導入される頃の、米国の陪審員制度についての小説。殺人を犯しながら無罪になった15歳の少年に、周りの人間が全て、「一生その重みを背負って生きろ」というのも、少し可哀そうな気がします。日本の裁判員制度、詳しくは知らないのだが、頭の良い官僚が、世間の批判を避けるために導入しただけで、実際うまく機能しているのでしょうか?運営しながら、民の知恵を取り入れ、改良していって欲しいものだ。

2018/03/07

そうたそ

★★★★☆

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いやあ、こんな裁判テーマの作品もあるのですね。ありがちなテーマなんだけど、判決に至るプロセスやアメリカ陪審制度の問題点をうまく描いている。これは素晴らしい作品です。まいりました。

2018/06/17

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