ふじこさん
ふじこさん / 感想・レビュー
tokotoko
年齢はそれぞれですが、いい子になろうとして、ならなくちゃいけないって思って、窒息しそうな3人の女の子達が主人公です。そんな女の子達に気づいて、飄々とそばにいてくれる存在や、ボーッとしてるようで実は見守ってくれる存在、手品をかけてくれる存在。それにすぐ気づく人、長い時間かけて気づく人。気づくスピードも人それぞれです。でも、大島さんはこのお話を通して、「きっと大丈夫だよ」って言いたかったんじゃないかな、って思います。
2014/07/21
おれんじぺこ♪(16年生)
表題の「ふじこさん」が面白かった。大島さんの作品にでてくる「女性」って感じ♪手品師の話はなんだかつかみどころがない印象…
2013/01/01
0kaeri
はじめて会う人に心を開こうなんてこれっぽっちも思わなかったんですが、会うのが必然的。と思えば、これまで会った人の中にも私の生き方を変えるきっかけをくれた人っているんですよね!不思議でした。
2014/08/06
夏
ふじこさん、夕暮れカメラ、春の手品師から成る物語集。春の手品師は、作者が賞をもらった作品でもある。3編とも、どことなく切なく、まるで秋の終わりのような、冬の訪れのような寂しさをたたえている気がする。これは出会いの物語でもあり、別れの物語でもある。最初は何気なくであっただけなのに、後にその人が大きく人生に影響する人だったなんて、どうしたらわかることができるのだろうか。
2019/09/03
柊子
妻(母親)の立場で読んでしまったからだろうが、ふじこさんに嫌悪感を持った。砕かれたメロンが印象的。
2013/11/12
感想・レビューをもっと見る