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きのうの世界

きのうの世界

きのうの世界

作家
恩田陸
出版社
講談社
発売日
2008-09-04
ISBN
9784062140614
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きのうの世界 / 感想・レビュー

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ダイ@2019.11.2~一時休止

失踪していた男が死体で見つかった謎。恩田さんらしい雰囲気はイイが、オチも恩田さんらしくええ~って感じ。

2017/01/12

遥かなる想い

恩田陸の世界で進む 不可思議な物語である。 殺人事件の謎よりも、一体どこに向かおうと しているのかという気持ちの方が先走る。 得体の知れない登場人物の続出に少し混乱する…動機も 経緯も よく分からず、 はぐらかされたという印象が強い… 雄大な 仕掛けだとは思うが、よくわからない 恩田陸の世界だった。

2022/07/17

財布にジャック

序盤はかなり好きなタイプのお話だと引き込まれました。どんどんと登場人物が増えて、視点が変わるたびに、謎が深まって、どうなるのか途中で読むのを止められないタイプのミステリーです。しかし、恩田さんの作品に共通して言えることなんですが、オチがそれまでの前半の良さに比べて、無理があるかなぁというのが正直なところです。そして、震災後に読んだせいか、ちょっと描写が引っかかるところもあり、別の時期に読めば良かったかなぁと後悔しました。でも、恩田さんの作品はこれからもず~っと読み続けたいです。

2011/05/02

PSV

TBS(とんでもない・ボンクラ・小説、の略)。でも、嫌いじゃないぜ、このテイスト。むしろ好きだぜ、大風呂敷の広げすぎ。これぞ恩田陸、これぞボンクラSFの名手。是非とも、これに直木賞をあげたかった(無理)  ★★★★☆

2012/07/16

藤月はな(灯れ松明の火)

再読です。一人の男の死を巡る物語なのですが真相はあっけにとられること、間違いなしです。村上春樹作品のような物語でもあります。人々は男の死に物語や関係性を見出そうとしますが徒労でしかなく、目の前の大きな謎には気づかない。そして望む生活もどこにもなく、目の前にある生活を歩むだけだという事実も。実際、会ったこともない家族や人が自分のことを死んだ後も詮索するのはすっぱり、忘れてほしいのに個人的には嫌です。私にとっては歩道に一個だけ、置かれていた蜜柑(実際、私の住んでいる近所で見かけた)などの謎の方が気になります。

2011/11/26

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