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最強の天使

最強の天使

最強の天使

作家
まはら三桃
出版社
講談社
発売日
2007-06-22
ISBN
9784062140706
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最強の天使 / 感想・レビュー

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ぶんこ

夫が家を出てしまい、夫の父親からは「お前のせいだ」と罵倒された母。それでも一人で育てた息子周一郎は、おっちょこちょいな面もあるものの、優しくて爽やかな中学生に育ってました。どうしても周一郎目線よりは母目線になってしまうので、母智恵の大らかさ、肝っ玉かあさんぶりに拍手したいです。祖父の意地っ張りぶりや、父の意気地なさが際立ちすぎて、智恵や周一郎でなかったら、とても受け入れられてないだろうと思ってしまいました。問題多しの祖父や父を許し、受け入れてしまう周一郎と智恵。太っ腹というか不思議だ。

2017/01/09

BlueBerry

雰囲気とかは良くて割と好きな感じの本だった。やはり「落ち」はちょっと弱いかなぁ・・。序盤○中盤○ラスト△

2014/04/01

キラ@道北民

中3の周一郎が読んだ、衝撃的な二通の手紙から始まる物語。失踪した父親、絶縁状態の祖父、美容室を営み1人で息子を育てる母親。もうこれだけで年頃の子はいっぱいいっぱいになりそうだけど、そこに自身の片思いや同性の後輩からの告白など問題は更に増える。大人も子供も、不器用で空回りしながらも自分のやり方で解決を探るところが良かった。子供の頃にみんなが「最強の天使」と言われていたら、世界は平和だろうな。

2018/07/03

七色一味

読破。なにか物足りないな、と思っていたら、これは『カラフルな闇』の続編だったのか。これから読んでも問題はなさそうなんですが、もしかしてこの物足りなさは前作と合わせて読むと解消されるのかな。☆なんというか「優しい」物語。自分がこの年だったら、どうだっただろうと考えてしまう。

2017/03/16

anne@灯れ松明の火

デビュー作『カラフルな闇』の続編と知り、まとめ借り。前作が良かったので、ワクワクしてページを開いた。お! 今度は志帆ではなく、クリシューが主役なんだね。前作のクリシューは結構カッコいい役回りだったが、こちらでは、家族のことや志帆のことなど、悩んで、迷って、空回りしてばかり。でも、これこそが本当のクリシューなんだろう。最後には一皮むけて、ますますいい男に……。前作以上に読みやすく、あっという間に読了。

2017/01/16

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