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ドロップス

ドロップス

ドロップス

作家
永井するみ
出版社
講談社
発売日
2007-07-26
ISBN
9784062141703
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ドロップス / 感想・レビュー

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したっぱ店員

つながりのある4人の女性たち、それぞれのカップル事情。その現状のバリエーションはうまく、幸せそうに見えても中身は色々、簡単に他人が介入できないと知らされるのはいい。4人が一堂に会してのエンディングはめでたしというべきとこなんだろうけど、どうも夏香の旦那がイヤですかっとしない読後感。もやもやするけど人生は続く、またこの先も色々あるんだ…と考えると現実的なのかも。

2017/12/01

takaC

予想外に味わい深い話で、腰を据えて読むべきだったと少し後悔。細切れ読みには不向きだった気がする。

2012/11/13

まさと

結婚生活への不安と離婚、未婚の母、略奪愛。4人の女性を主人公に据え、その日常と過去を淡々と綴った物語。女性と男性では読み終えた後に感じる印象は違うだろうなと思った。「幸せのカタチ」ってみんなそれぞれ違うよなぁ…。

2015/01/21

あやっぴ

はたから見れば幸せそうな家族でもそうとは限らない。連作短編だが主人公が女性で、それぞれが深刻な悩みを抱えてたり不安に感じたり…。その悩みがどこか他人事に思えないほど身近で共感できるものばかりで引きこまれました。夫婦間の距離は時が経つにつれ変わっていくのは仕方がないことですね。イッキ読みでした。面白かった~。

2018/08/10

horihori【レビューがたまって追っつかない】

誰が見ても幸せなはずの結婚生活を送るフリー編集者。中学の同級生に言い寄られる、バツイチ子持ち美女。奔放な恋愛をし続ける、シングルマザーのオペラ歌手。かつての略奪愛を経て、夫と静かに暮らすホール経営者。それぞれの立場で人生を振り返りつつ、それぞれの人生を歩んでいく連作短編。 隣の芝生を見ればきりはないけれど、みんな心の中に寂しさや虚しさや孤独や満たされないものを持っている。 それをどうやって昇華していくのか。 女性独特の視点で描き切っていた。主人公達がみんなきっちり前を向いて終わる。 読後感はすっきり。

2008/04/01

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