レボリューション
レボリューション / 感想・レビュー
Willie the Wildcat
旅に何かを求めるのか、何かを旅に求めるのか・・・。革命家の背中を追う。旅から得たものを、いかに咀嚼するか。有形・無形。非日常故による自己発見も、旅の醍醐味。「あとがき」から、著者の苦悩やジレンマも垣間見る。イトウくんとの軽妙なやりとりが良いアクセントとなり、硬い政治・歴史の話を読者に吸収させやすくする。(格闘技の世界はほとんどわからないが)常に前進・チャレンジする姿勢を感じる。まだ訪れたことの無い南米。いつか行ってみたいなぁ・・・。
2013/03/17
再び読書
順番は逆だったが、ラテンアメリカ紀の方が良かった。南米はチェ・ゲバラしか知らなかったが、革命の先導を切った人々が多くて、勉強になった。まさかトロツキーがメキシコで暗殺されたとは、知らなくてある意味驚いた。アルゼンチンのぬるいスタートから始まって、革命の記録がところどころ綴られ、それでも軽妙に彼らの旅は続く。いい加減さと軽さを表面に纏い、中身は結構哲学的で、化学的な須藤氏の文学的な一面が、ひそかに語られる。このスタイルは、皆に受け入れられるものではないと思うが、ぼくは心地よく時間を過ごせた。
2014/07/04
雨巫女。
《健康管理センター》中南米を旅する元気さん。楽しそうな時もあれば、歴史や政治問題などを考える旅でも、あった。
2019/09/30
彗星
須藤さんとその親友、イトウさんの南米の旅。須藤さんは全ての物事から何かを学ぼう!っていう気迫が漂っていてすごいなぁ。ユーモアと含蓄たっぷりな本でした。
2014/05/07
淳
『南米の旅で、革命の英雄たちの生き方を学び、死に方を学んだ。彼らは、死を友達にすることで初めて生きることができるという人生の秘密を知っていたのだろう。最終的に人が必要とするのは、知恵ではなく覚悟かもしれない。』『人生が一本の糸だとすると誰でも綻びが出来る時がある。綻びを直す作業が、人生と言う糸を強くしてくれる』グローバル体制の今、世界レベルで環境問題に対面している。エゴや利害を捨てて、お互いを尊重し他人の痛みに共感できる人間がどれだけいるかに懸かっている。『行動しろ。恐れるものは何もない。』
2013/02/10
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