爆笑問題のニッポンの教養 現代の秘境は人間の"こころ"だ 芸術人類学
爆笑問題のニッポンの教養 現代の秘境は人間の"こころ"だ 芸術人類学 / 感想・レビュー
サラダボウル
寝る前に軽く読める本を探して、図書館のティーンズコーナにて。2007年出版、NHKの番組。都下、八王子。学生達と田植えもする、多摩美術大学の中川先生とのやりとり。知識は身体性をとおさないと本物にならない。学生の世界との接触の通路が貧困になっている。言葉と映像が中心になっているが、それでは伝えられるものは一部だから。今まで生きてきた中で出会ったことのない思考方法を与えるために、補助線を引いてみると、世界の様相が変わるよ、と。縄文時代の東京の地図も面白い。フィヨルドの地形の岬の位置に神社やお寺が残っている。
2018/09/29
anken99
このシリーズ、ちょこちょこ読んでいるが、今回の訪問相手の中沢新一さんは、太田が昔から敬意を持っている人物だけあって見もの。芸術人類学というと堅苦しいが、そのじつ、人間という生き物の研究。中沢先生が実践しているというアースダイバーには興味を持った。
2015/02/20
セッカ
このシリーズは好きで何冊か読んでいるのですが、 この本は、あまり新しい知識や考えが内容が少ないように思えた。 文中の言葉から、 「補助線を引くと世界の様相が変わる」 「補助線の引き方はいろいろある」 とあった。 この本からは「人間の芸術能力は10万年前から変わっていない」「岬は聖地」くらいでした。 この先生自体はおもしろそうだったので、他の著書を読めば得るものきっとあると思います。 が、ニッポンの教養シリーズとしては中身が薄い気がした。
2011/05/05
小鈴
かなり久しぶりの中沢新一。疲れた帰りの電車で読むにはもってこいの軽さ。田中かわいいなぁ。さくっと中沢新一知りたい方にオススメ。本のガイドにもなる。
2009/06/18
むじな
アースダイビング、事始め。[ニューヨークみたいに計画的に都市をつくっていくのは、すごく管理しやすいと思うんですよね、管理する側は。だけど、その街を歩く人間にとっては、直角に歩かなきゃなんないってのは、どんだけ窮屈か。(中略)いかにこの道っていうのが、人間の歩きたいところがならされて道になっていったかがわかると、これほど気持ちのまんまに進めるところはないなと。(中略)東京のほうがもっと野生のままですね]
2018/09/02
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