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水の中の犬

水の中の犬

水の中の犬

作家
木内一裕
出版社
講談社
発売日
2007-09-21
ISBN
9784062142991
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水の中の犬 / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

8年ぶりの再読で、やっぱり読みやすさはピカイチですね。「探偵」シリーズの幕開けで、今でこそ「矢能」さんがしっかりと看板を守ってますが、実は意外にもスタートは違ってるんですよね。しっかり者の「栞」ちゃんも本作ではちょっとしか登場せず、本作はどちらかというとキッカケ的な立ち位置にある作品かなと。それでも初代探偵のハードボイルドっぷりは十二分に堪能できますし、展開もスピード感あってどんどん読み進めていけます。本作では3つの'事件'に携わる「探偵」の'戦い'と以降の基礎となるキャラの'成り立ち'を確認できました。

2019/08/17

美登利

木内さんのスピード感溢れる爽快なストーリーを初めに読んだ人にとっては肩透かしなのかもしれません。報われなさ過ぎて悲しい。警察官くずれの探偵、イイ男なのは分かる。男も惚れるくらいだというのも。探偵物はハードボイルドと決まってるのは何故だろう。むちゃくちゃ不死身過ぎるのよ。そうでなきゃ話にはならないのだろうけどね(苦笑)想像するだけで痛いのと、切ないのと入り混じって、それでもそんなに嫌いな物語ではありませんでした。三部作になるらしいので、次も読んでみようと思います。

2017/10/08

Shinji Hyodo

元ヤクザだった矢能(ヤノ)が何故探偵業をやっているのか?その成り立ちと栞ちゃんとの関係性が理解出来るシリーズ一作目を読む。警察官だった「探偵」が何故栞ちゃんを残して死んでしまったのかも理解出来た。それにしても、何とも大勢の人間が死んでしまったものか…。この作品に続くアウト&アウト、バードドッグを先に読んでいたので、ここまで簡単に人が殺されてしまうのはなんぼ小説の世界とは言えいかがなものかと思う気持もある。ヤクザ探偵矢能の次の作品に期待しよう。てか、「探偵」の名前が最後まで分からなかったのは私だけですか?

2017/05/18

ゆみねこ

読み友さんがこのシリーズを絶賛していたので手にしてみました。想像以上に面白くて一気に読了。元警察官の探偵、人のために命をかけて悪い奴らを倒す…。ちょっと人が死にすぎという感はあるけれど、映像向けなのかな?男の子は救ってあげたかったなぁ。探偵事務所のこれからが読みたいので、続けて「アウト&アウト」を読みます。

2017/05/25

taiko

刑事をやめ探偵となった男。彼のところに、田島純子と名乗るホステスがあるトラブルに巻き込まれていると相談に来た。…1つの案件から次々繋がるトラブル。結果、多くの人が死に、探偵は傷だらけになる。裏社会、麻薬、拳銃、殺人、誘拐、闇深い話が目白押し。探偵の人のために自分の命を厭わない姿に、何があるのかが気になり一気に読みました。探偵の闇は深いです。純子から始まった事件とその後のトラブルは全て解決を見ますが、とても悲しい結末でした。今回脇役の矢能が主人公のシリーズがあるとのこと。是非読みたいと思います。

2019/06/16

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