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鏡の告白

鏡の告白

鏡の告白

作家
中村うさぎ
出版社
講談社
発売日
2007-10-25
ISBN
9784062143066
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鏡の告白 / 感想・レビュー

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みゃーこ

失恋。不倫。過食。メール中毒。ペット依存。暗闇から脱出した10人の女性たちと、中村うさぎとの対話。人の心の中の闇を食って開き直って生きる中村うさぎと言う生き方、その底力と図々しさには結局感服させられる。これも人間、あれも人間、ぜんぶ人間、そしてその中にひとかけらのキラリと光るセンスが人の心の一番もろく柔らかい部分を刺激するのです。弱そうだから強い、弱さこそは武器に、しぶとく愛すべき女たち。

2013/04/21

ヨータン

これほどまでにDVに苦しんでいるのになぜ逃げないんだろう。別れないんだろうと不思議で仕方がなかったのですが、この本を読んで、別れられない心理というのがなんとなくですが理解できました。DVに限らず過食症や依存性のような暗闇を抱えている人って、子供の頃の親子関係の問題が根っこにあるので、そう簡単には解決できないんですね。この本に登場した10人の女性、今は幸せな生活をしているといいな〜。

2013/12/04

金平糖

B。

2020/11/20

mizkichi

読んでないと思って借りてきたら、終盤から読んでいた事に気がつきました。あらあら。 中村うさぎさんが心の病にかかった(もしくはかかっていた)人達と対話した一冊です。 彼女自身もかつて心の病を患っていた事があり、非常に理解があり肯定的な文章です。 だれかに認めてもらうというのは、嬉しい事だなぁと思います。

2015/11/28

aoyami

現代社会での生き辛さ故に、精神的に追い詰められていた女性たち数人へのインタビュー。そこに著者特有の経験と知識を付けたしながら、フェミニズム的、心理学的解釈を試みている読みやすいルポ本。あとがきが素晴らしくて目から鱗が落ちた。男性社会はほとんどの女にとって生きにくい。生きにくくて当たり前で、それでも皆さん賢く乗り越えていらっしゃるのだ。強く生きることは難しいが、ここから強く生きるヒント、かわした方が良さそうな男性的価値観を学び取ることができた。

2014/02/20

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