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新世界より (上)

新世界より (上)

新世界より (上)

作家
貴志祐介
出版社
講談社
発売日
2008-01-24
ISBN
9784062143233
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新世界より (上) / 感想・レビュー

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takaC

「Ⅱ夏闇」の途中で中巻へ続く文庫上巻よりも、「Ⅲ深秋」を終えて下巻へ続くこちらの構成の方が、より巧み。

2011/04/17

文庫フリーク@灯れ松明の火

ドヴォルザークなタイトルだけど心は固めにクロスアームブロック。初貴志さんが『黒い家』だった身にはノーガードで突っ込む訳にはいかない。語り部ミノシロモドキがこの世界の説明終える頃には、魅了と嫌悪がじりじりと触手を伸ばして来る。サイキックなのに因習に縛られたボノボ社会。真言(マントラ)・悪鬼・業魔化した瞬。明晰な描写はイメージし易いが、ねじくれた像しか結ばない生態系異生物。貴志ワールドにずっぼり呑まれたいような、危険感じるような。忠犬すばる、けなげだ。

2011/03/30

そのぼん

長い!!けど、めっちゃ面白い。一気に読んじゃいました。ファンタジー?の世界に吸い込まれました。グロいシーンとか性描写とかもあったけどさらっと読めました。下巻にも期待します。

2011/03/27

エンブレムT

初の貴志作品にこの本を選んだのは正解?失敗?行間から立ちのぼってくるような暗い何かに囚われ、何も起こらないうちから妙に不安な気分になりました。「呪力」による理想郷の現実が、子供達の目を通して薄皮を剥ぐようにして見えてくる。待ち受けているのは、とてつもなくブラックな何かなんだろうか・・・そう思うと怖くて仕方ないのに、下巻を読まずにはいられません。

2009/11/20

しろいるか

ぞくぞくする世界観だ。これは凄い。もっとも解りやすい喩えは日本版ハリーポッターというところか。呪力と様々な魑魅魍魎、魔法学校ならぬ全人学級。気付くと途中で居なくなっている何人かの生徒…。主人公早季とクラスメートの真里亜、瞬、覚、守の5人が経験したとんでもない夏季キャンプ。ミノシロモドキによって明かされた話やバケネズミのコロニー間抗争だけでも十分エキサイティングであるのに、終盤、怒涛の展開が…。上巻だけでもずいぶん消耗したが(笑)下巻へのいざないは断ち切れない。

2013/02/10

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