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晩鐘 続・泣きの銀次

晩鐘 続・泣きの銀次

晩鐘 続・泣きの銀次

作家
宇江佐真理
出版社
講談社
発売日
2007-11-16
ISBN
9784062143486
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晩鐘 続・泣きの銀次 / 感想・レビュー

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ぶんこ

泣きの銀次の10年後は、2度の火災で大店から小店になってしまった坂本屋。 お芳と結婚し子供も4人もうけていました。 そして十手を返上していました! ところが拐かされていた女性を助けた事から返り咲き、またも猟奇的な事件に巻き込まれていきます。 今回も事件が尋常ではなくて、そういった意味では読後感はよくありません。 ただ、銀次さんは大店の主人でなくなっていても、心根は変わらずいい人でホッとしました。 折檻され続けた子供の行く末を思うと、親子は一歩間違うと恐ろしい。

2015/11/16

さなごん

誉田哲也さんの本みたいだった。ハッピーエンドもあったけど、お店も再興しそうだけど、犯人は救われないまま死んでいく。

2015/12/17

keiトモニ

おのれ頼母め、己の色と都合で息子を非人間化させるとは…。妻の早苗も同じじゃ。人間ではないわ。だから主税は心から鬼となって狼藉を働くようになった。それで当家は知らぬ存ぜぬとは武家ではない。その血筋が現在の川崎事件等に継がれているんだ。で、主税の実母は今でも正気には戻りませんか。政吉の裏切りね。いくらなんでも、こいつァ、いけねえよぅ。今が良ければいいって、そんなの隣国と同じ理屈じゃねえか。そうけィ雪之丞が死んでも泣いたか。じゃ榊原主税の獄門台の首でも泣くだろうか。ところで銀次さん、3人のお子さん楽しみだねぇ。

2015/06/10

みぃー

前作から十年後。人間的に大きく変わった人もいて驚いたが、銀次は変わらずいてくれてホッとした。「泣きの銀次」健在。

2014/04/06

ちょるる

『泣きの銀次』の続編。あれから10年の月日は長かった。銀次はお芳と結婚し、4人の子供の父親になり生活も一変…ある事件を機に辞めていた岡っ引きに戻る。泣きの銀次は健在だし、優しい内面は変わらず安心。卯之助も。(その点政吉にはショックだった。)銀次が追う事件は猟奇的すぎるけど、銀次の子、お芳、被害者など周りの人に対する温かい気持ちにふれ、私も温かい気持ちになれる。そんな宇江佐作品はいいなぁと思う。

2014/12/23

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