賢い身体 バカな身体
賢い身体 バカな身体 / 感想・レビュー
C-biscuit
本棚整理で再読。この本は武術家の甲野善紀と雀鬼桜井章一の対談本である。内容は身体の使い方を中心に、昔のことや昨今の憂いについてお互いのエピソードや立場から意見を交換している。年上の桜井章一が甲野善紀を先生と呼び、甲野善紀が恐れ入るような関係である。やはり桜井章一が一枚上手であると感じる。最近読んだ子供百科の中にマッコウクジラがあったが、この本にも引用があり、何が役に立つかわからないw。科学に対する考え方も共感できるし説得力もある。統計学があまり役に立たない世界で勝負した桜井章一だけに重みが感じられる。
2016/07/31
太郎丸
会話の流れがとても丁寧でスッと情報が入ってくるのが心地良い。このあたりは二人の身体のセンスが関係していると感じた。自然であることがやはり一番楽しい。しかし、現代人が「自然にやろう」とすると、どうしても意識的に自然を作ろうとしてしまう。正直、私自身、都会の便利さになれきっているので、自然であること、がどういうことなのかはよくわからない。自然の情報を脳に入力する機会を増やしたい。
2021/02/13
おじ
「切り結ぶ 太刀の下こそ地獄なり 踏み込んでみよ 極楽もあり」
2017/05/17
ダンスにホン!ころりん
20080217第1刷発行 130331読了 麻雀はまったく興味もなく雀鬼会なるものも知らずにいたけれど凄いお二人の対談に読みながら震えた。 φ(..)仕草がいいというのは、まさに品がいいということ。品は頭で考えて品よく振る舞おうというのではダメで、身体の仕草から入っていってこそ本物になる(桜井氏)人間というのは、精神的に変わろうと思ってもなかなか変われないものですが、身体が変わると人生の風景がまったく変わるということは本当にあると思う (甲野氏)制するのではなく収めるという感覚を持つ(桜井氏)
2013/03/31
rosie
世の中にはこういう世界観があるんだなぁ。あらゆる思考、感覚を言語化することに努めてきた自分とは全然違う世界。もう少し自分の身体感覚をあるがままに受け止めてみようかなと思った。
2023/04/21
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