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名前探しの放課後(下)

名前探しの放課後(下)

名前探しの放課後(下)

作家
辻村深月
出版社
講談社
発売日
2007-12-21
ISBN
9784062145077
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名前探しの放課後(下) / 感想・レビュー

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優愛

未来を変える為に、そこに居る大切な人を守るために必要だった大きな嘘。上巻から誤解していたけれど本当は嫌な人なんて一人もいなかった、むしろ胸が痛むくらい優しすぎる人達ばかり。あすな、いつか。そう呼ばれることの嬉しさはきっと名付け親の心を知って初めて生まれる感情。だからこそあたかも死に際で名前を呼ぶのは涙腺崩壊なんです、おじいちゃん。最後に登場する僕と揺れるふみちゃんのメジャースプーン。「僕のメジャースプーン」から久しぶりの再会にたまらなく嬉しくなりました。終盤にかけての伏線回収は圧巻です。いつか再読決定。

2014/12/09

七色一味

上巻に引き続いての読破。途中は──第九章あたりは泣けちゃいました。しかし、本来なら大団円の筈の第九章の後ろには、なぜか第十章が──更にはエピローグが控えている。当然この話は、このあと大どんでん返しが控えていて、ほんとうに泣けるのはこのあとだったけど。 それまでの《何で?》が、《なんか説明不足な感じ?》が、全て明かされる本当の大団円まで一気に突き進んでいきます。

2011/09/04

れいぽ

お見事~!いやはや、そう来ましたかwこれは一本取られました(笑)「メジャースプーン」を読んであったのでサプライズな仕掛けに「うほw」となりました。読後感もいいしリンクも楽しい。これからも辻村さんを追いかけます!あ。河野くんには助演男優賞をぜひw

2011/03/12

nyanco

あすなが失敗しながらも成長していく様子が良い。『死』が関わっていたとしても、何人もの高校生が一人の為にこれだけ出来るのって凄い。勿論あの力のなせる部分があるのだろうけど、いつの時代も若者はこうであって欲しいと思う。高校生に読んでもらいたい作品。嘘くさいなどと言わずに…、ね。ただメジャースプーンを読んだ後なので、やや物足りなさも感じる。今回はいくらなんでもちょっと無理じゃない?やや強引かも…って設定もあったので。ミステリーよりも青春小説として良。

2009/08/31

とも

★★★★☆やっぱり深月はすごい。上下巻あれば、上巻は長々とした説明が中心でスピードもスローであるが、特に下巻に入るやラストスパートは絶品。

2011/07/19

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