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3月30日

3月30日

3月30日

作家
千原ジュニア
出版社
講談社
発売日
2008-03-29
ISBN
9784062146005
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3月30日 / 感想・レビュー

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きみたけ

千原ジュニアの『14歳』に続く自伝的小説(でも知らなかったので続編を先に読んでしまいました)。若い頃の壮絶な経験(恋愛、地震、病気、事故。。。)を淡々とした独特な語り口で展開していきます。学校に馴染めず殻に閉じこもっていた15歳。二度めの大恋愛、阪神淡路大震災、急性肝炎で死と闘った20歳。そして何と言っても生死を彷徨ったバイク事故と、不可能と言われていたお笑い界へ復活を果たした26歳。何かドラマチックな映画を一本見たような感覚でした。円熟味のある素晴らしい芸人さんになって良かったなと思いました。

2021/06/19

ひろ

千原ジュニアはとんとん拍子に売れた芸人だと思っていた。下積み時代の苦労や、東京に進出してからの苦労は知らなかった。あのバイク事故のことも書かれているが、大阪時代にヤクザから受けた暴力も私には衝撃が強く、可哀想で涙が出そうになりながら読んだ。苦しんで苦しんで沢山痛い思いをして今の千原ジュニアがいるんだと知った。26歳の時のバイク事故でジュニアは生まれ変わる。淡々と書かれている文章が心に沁みる。文才もある。色々な才能を持っている人なんだと感じた。

2019/02/25

ニコ

「本の中の今僕が吸収するべき言葉」を「選んで頭の中に入れる」。読書をこうゆう風に表現する人は、やっぱり好きだなあと思います。淡々と読みやすい言葉だから、そのときの辛さや困難が入って来やすい。とりあえず、大阪は恐ろしく愉快な街でした。

2014/09/26

くまかほ

ジュニアさんの苦労話をたくさん知ることができました。 自分自身やお笑いに対してとても厳しく、ストイックに打ち込んでいる姿に勇気付けられました。 様々な逆境を乗り越えたからこそ、今のジュニアさんがあるのだと改めて感じました。

2013/12/12

ゆっくり読書

千原ジュニアがバイク事故をしたのは有名だが、詳細は全く知らなかった。その前にも、急性肝炎で生死をさまよっていたと知り、人の何千倍もの経験をしてると感じました。それを笑いに変えていく。もちろん話が上手くなければ難しいですが、重要なのは伝える気持ちがあるかどうか。文章の書き方もそれを意識しているのか、読みやすく真っ直ぐに伝わりました。楽しいとかじゃないが、読めて良かった本ですね。良本。

2015/08/02

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