JOY!
JOY! / 感想・レビュー
ぶんこ
80年代ヴィジュアル系パンクロッカーのJOYと、彼と関係する女性達を、5人の作家さんがリレー形式に書いた小説。 最初の嶽本さんの両親と娘の設定が違和感ありすぎで、イマイチ入り込めず、角田さんに移ってから面白くなってきました。 最後の江國さんでは、姉弟の関係が強烈すぎて、リレーのバトンが繋がらなかった感じで残念でした。 どの主人公にも共感が出来ず、私には物足りない1冊となってしまいました。
2015/04/22
mariya926
JOYという人物を5人の作家が、本人ではなく周りにいる人を描きながら、JOYの人生を見せてくれる不思議な本でした。角田光代さんと江國香織さんを知っていたので借りてみましたが、正直物語の中に出てきた誰にも共感することが出来ませんでした。ただ主人公の周りにいる人があの後どうなったんだろう??と気になることがあるのですが、この本はあの後どうなったかが詳しく書かれているのがいいです。他の作家さんとのコラボなのに上手くまとまっていると思いました。
2016/08/25
ひな
5人の作家さんたちがリレー形式で綴る、パンクロッカーJOYの周りの女たちの物語。初っ端の嶽本野ばらさんは初読みの作家さんでしたが強烈なインパクトがあり良かったです。江國さんの名前があったので借りたけど、読んでみたら井上荒野さんの話が一番好きでした。文庫版には作家さんたちの座談会がおまけでついてるらしく、そっちをぜひ読みたかった。
2018/05/09
ゆい
へえこういうことなのか!joyというミュージシャンによくも悪くも色々捧げた女性たちの物語。若くて青くて、真っすぐ上手く行かなくて。それでひんまがっちゃった感じ がよく表現されていた。どうしようもない投げやりな雰囲気が出ていて、本当に上手い作家さんたちだと思います。でも、表紙からしてもっと楽しいものを想像していたため、こっちか〜とちょっと残念でした。
2014/07/15
hiromura
アンソロジー。作家5人の共作というのは初読み。井上さん江國さんが読みたくて借りたが、意外や唯野未歩子さんの「17歳」が一番面白かった。文庫版のオマケも読んでみたい。
2021/02/20
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