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だいにっほん、ろりりべしんでけ録

だいにっほん、ろりりべしんでけ録

だいにっほん、ろりりべしんでけ録

作家
笙野頼子
出版社
講談社
発売日
2008-04-26
ISBN
9784062146449
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だいにっほん、ろりりべしんでけ録 / 感想・レビュー

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記憶喪失した男

面白かったのは一巻だけだな。

2017/10/17

kenitirokikuti

図書館にて。『ドン・キホーテの「論争」』『徹底抗戦!文士の森』、『水晶内制度』、『金毘羅』などを読んだ上で、「だいにっほん」3部作を読んだ▲平成の純文学論争に関するあたりは、本書だけでは話がよく見えてこない。そこいらを理解するには、芥川賞を中心とした純文学の賞・論壇の事情を補わねばならなかった▲辛抱して頁をめくり続け、笙野頼子の「病」ないし「狂」な部分は、ある程度掴むことができた。私小説を読むには、書き手の身の上と読み手の身の上がある程度重ならないと拒まれるよう感じた。

2023/06/10

rinakko

再読。近代が劣化した末のおんたこの国だいにっほんは、“マルクス主義の夢破れた廃墟”と成り果せた。作者はそこから登場人物たちを救い出す(回収する)べく弁財天名の連蛇(ナノレンジャー、緑桃木・赤沢野・黄八百木)各々に任務を与える…! 習合の上に更に習合(弁天オン観音ww)とか、事態がわちゃわちゃしてくる展開に引きこまれた。分魂(唯一絶対の他者)から愛されているみたこは、おんたことは生きられない。マルクスはおんたこ。実は作者のトラウマになっていたドイデにこそ、おんたこマザーは潜んでいた…。

2019/11/22

CCC

なんだかんだですごいシリーズだった。挑戦的というよりは挑発的な作風で、評価は割れるだろうが、日本のディストピア作品で、ここまでクリティカルな作品はそうそうないのでは。

2019/01/17

葛井 基

今ごろ読み終えた。やうやく先に進める感じがする。雑誌初出を読んだときは、キャラ総登場に大感激したコメントを出していた。私はもう七年も遅れている。装丁の美しさは言うべきもあらぬ。

2015/02/22

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