吉村和敏 PHOTO BOX プリンス・エドワード島 七つの物語 (講談社 ART BOX)
吉村和敏 PHOTO BOX プリンス・エドワード島 七つの物語 (講談社 ART BOX) / 感想・レビュー
neimu
赤毛のアンの世界に憧れた世代には、特別の響きがあるプリンス・エドワード島。この変形判の真四角の写真集は、子供時代の憧れの世界をビジュアルに彩ってくれる。忙しい日常、海外旅行など夢のまた夢の忙しさ、でも、こんな風に頁をめくりさえすれば…。という訳で、7つの物語を読むのではなく、写真を物語を思い出す景色の小窓として眺めている。春夏秋冬、まだ一度も訪れたことのないカナダ、花、海、空、大地、緑、紅葉。心の中に静かな喜びと、自然に祈りが生まれるような、そんな素晴らしい景色が展開する。
2008/08/20
neimu
今ちょうどNHKの100分で名著で赤毛のアンをやっているので思わず手に取った。ただただ、憧れる。生きているうちに行けるといいなあ…。
2018/10/04
カモミール
あー、行ってみたいな〜。アンはこんなに綺麗なとこで育ったんですね。いいな。英語勉強して10年後ぐらいに行きたいな。
2016/03/19
くみ
プリンスエドワード島を撮るので有名な写真家吉村和敏さん。以前から大好きな写真家さんですが、最近アンシリーズを読んでいるのでこの写真集も再び開きました。吉村さんの写真は光が本当に綺麗。そして澄んだ空気が伝わってきそうです。早朝の静けさ、夕暮れの穏やかさ、そしてお馴染みのグリンゲイブルスも凛とした佇まい。1番好きなのはりんごの花が咲き誇る写真。それを見たアンの胸の高まりとマシュウとの会話がよみがえります。大好きなシーン。
2018/11/18
フロリゲン
赤毛のアン・シリーズで言わずと知れたプリンス・エドワード島の、まるで新印象派のカンヴァスからそのまま抜け出てきたような色彩たち。アンは手違いで孤児院から老兄妹のマシュウとマリラのもとにやってくるが、物語は駅舎と汽車のレールから始まる。そう、このレールのそばにアンは座っていたのだ。このグリン・ゲイブルスに来るまでに見えるこのリンゴ畑に「よろこびの白い道」だの、そばにあるこの小さな池に「輝く湖水」だの、いちいち名前をつけては空想に浸るアン。その名前に恥じぬ美しい風景を確認することができる。行ってみたいなあ。
2015/05/05
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