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ごめん

ごめん

ごめん

作家
原田マハ
出版社
講談社
発売日
2008-05-27
ISBN
9784062147323
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ごめん / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

他の方のレビューにも書いてあるように「コレ、ホントにマハさん?」と思うようなシリアスな作品が並んでいる短編集でした。しかし、シリアスといっても決してネガティヴになることなく、物語の終りにはポンと背中を押され、ココロのどこかが軽くなるような余韻を残してくれています。個人的には『夏を喪くす』が印象的で、いつもながらマハさんは、前向きな女性を書かせたら本当にステキな女性像(キャラ)を生みだしてくれると思います。文庫化にあたり表題が『夏を~』に改題されているようですが、本作のタイトルの‘意味’は感慨深かったです。

2014/07/19

とし

原田マハさんの本6冊目です。4編の短編だけど今までとは随分と違う感じがしたかな、女性の身勝手、切なさ、やるせなさ、後悔、懺悔寂しい先が見えない終わり方な?

2014/11/25

ダイ@2019.11.2~一時休止

四人の女性の短編集。初めて読んだ原田マハ作品。辻村深月に似てるのかなって印象。天国の蠅がよかった。

2014/07/30

AICHAN

図書館本。4つの短編集。マハさんには珍しく性愛描写もあるどこか悲しい短編ばかり。マハさんは詩人だなとあらためて思った。文章の書き方、段落の設定、構成と、真似できないほどリズミカルなのだ。そして流れるような文章は見た目も美しい。俯瞰すれば一幅の素晴らしい絵画のようでさえある。そのことをマハさん自身、よくわきまえている。自分の才能を冷静に客観的に評価できるマハさんをあらためてリスペクト!

2019/05/28

モルク

文字通り「ごめん」を扱った4編からなる短編集。胸がきゅっとなるような切ない話ばかりだった。親子、夫婦、そして親友と、とても大事、大切に思っているはずなのに、裏切ってしまった苦い思いで。大人の女たちはどのようにそれを消化するのだろう。ごめん、そして「いいよ…」はなかなか難しい。口先だけでは言えるけど…。私ならいつまでもわだかまりが残りそう。マハさんの美しい文章がオブラートで包んでいく。でも、伝えられるときに自分の言葉で伝えなきゃ…後悔しないために。

2020/11/06

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