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モダンタイムス (Morning NOVELS)

モダンタイムス (Morning NOVELS)

モダンタイムス (Morning NOVELS)

作家
伊坂幸太郎
出版社
講談社
発売日
2008-10-15
ISBN
9784062150736
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モダンタイムス (Morning NOVELS) / 感想・レビュー

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修一朗

久々の伊坂本。社会維持システムとの対決。私にはアリさんの話が馴染みが良い。本人達は目前の事由をせっせと捌いているだけなのに,それでいて集積すると大きな秩序を維持している。人智を超越したコンピュータvs個人,といったアメリカ映画にある構図を構成し直したらしい。検索システムとの対決のほうがリアルだな。文章はやはり伊坂節。ハチャメチャな人が出てきてこれだけ面白く読ませちゃう。スピード抜群。話でっかくした割には回収は控えめであっさりめに終結。伊坂さんこんな作家さんだったっけ?でもこれはこれでOKです。

2014/04/15

ゆこ

魔王の50年後の話。魔王より随分繋がりを見せながら読ませる作品。魔王の時の軽いタッチからやや固めのストーリー。これもまた伊坂ワールド全開。ざっくりネタバレすると、勇気を実家に忘れてきたと思っていた人間が、本当はそれがどこにあるのかに気付くまでの話。それにしても奥さん怖かった!!それに右往左往する姿は何だ笑える。ただ、序盤から中盤にかけてあれだけ盛り上げておいて、あのラストはないでしょー(笑)あとは検索。しますよ、私も。でもこんな風になるとは……。あながちないとも言えない未来。想像するだけで将来が怖い。

2014/04/02

よこしま

『魔王』の続編、面白かったです。「考えろ考えろ」の次の「勇気はあるか?」という作者からの問いかけ。最後は「彼女が持っている」、ほんわりしましたね。遠縁でもある安藤潤也夫妻のように、渡辺拓海夫妻も何もない北海道へ。渡辺妻おっかないです(笑)いや、これくらいのパワーないと現実では生きていけないかも。

2014/05/12

エンブレムT

「勇気はあるか?」と拷問者に問われ、妻の尋常ではない行動に恐怖しつつ、更にブラックなモノが待っていそうな謎に巻き込まれていく主人公。ハラハラしつつ読んでいましたが、気が付けば自分自身がゾッとするような恐怖に晒されていました。パソコンの検索ワードを通して、逆にこちらが検索されているとしたら。社会的不適応者として認識されてしまったら。システムというものの前での、個人というものの無力さを思い知らされる怖い作品でした。・・・はじめはあんなに恐ろしいと思った奥さんが、最後には可愛く思えた自分の感覚も怖いですが(笑)

2010/03/05

ダイ@2019.11.2~一時休止

魔王の未来編。魔王→呼吸→モダンタイムと徐々に面白くなってきて、良かった。

2014/06/14

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