歌舞伎ゆめがたり
歌舞伎ゆめがたり / 感想・レビュー
アルピニア
13の歌舞伎の演目を歌人の水原紫苑さんが、現代の設定で自由自在にアレンジしている。各演目について、原作のあらすじが記されているのだが、水原さんの「ゆめがたり」は遥か彼方へ飛んでいる。歌舞伎初心者の私の率直な感想は、歌舞伎ってこんなに官能的なものだったのか・・。これは、ぜひ原作を確かめてみねばなるまい。水原さんにとって歌舞伎は「初恋の人」とのこと。あとがきには、「歌舞伎に新たな恋をしてくださったら、こんなうれしいことはない。」と書かれている。確かめたいという興味も恋のうちだろうか・・。
2018/03/22
こまったまこ
面白かったです。歌舞伎のパロディです。現代の人たちに置き換えたお話や歌舞伎の登場人物が現代に現れたお話など、現実的なんだけど摩訶不思議なお話でした。短編集で歌舞伎の演目の中でもかなり有名なものばかりを下敷きにしています。全然違う話になっているのもありますが、上手くリンクさせてるものもあって思わずニヤニヤしました。お話を噛み砕いてざっくばらんに作者なりの解釈を加えた内容なので成る程と思ったり、全然違うと思ったり、結構楽しめました。最後のお話が一番好きです。
2013/09/09
来夢
伏字ばかりの鳴神。恐怖と歓喜の弁慶、怒りと官能の義経、そして二人に祖害されるサエモン。桜姫もユニークな捉え方で一気に読み終えました。
2012/03/18
RYOKO
歌舞伎の有名演目から着想を得た短編集。演目のオリジナルを知らないものが多かったので、きちんと歌舞伎を見てから改めて読みたい一冊。
2009/06/01
ヤナギ
(´Д`;)???歌舞伎は一度しか見たことないからか。意味がわからん。
2011/09/12
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