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絲的サバイバル

絲的サバイバル

絲的サバイバル

作家
絲山秋子
出版社
講談社
発売日
2009-03-27
ISBN
9784062153621
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絲的サバイバル / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

ご本人によるものか、はたまた小説現代編集部によるものなのかはわからないが、1泊2日でのキャンプというのは、やや安易な企画か。かつて、セネガルで2カ月を過ごした絲山秋子さんにしてはサヴァイヴァル度に徹底性が見られない。したがって内容も今回はやや低調か。エッセイではいつも彼女は高崎派なのだが、今回はその範囲を広げて群馬全県派に。高崎と前橋も一時休戦。この本を読んでいると、群馬というのはキャンプ・パラダイスのように見えてくるのは、やはり何といっても彼女の筆力か。「張る・食う・飲む」―3語で暮らすシンプルライフ。

2015/08/09

Kei

女子キャンパーとかソロキャンプの流行がまだなかった頃、の2006年からの小説誌に毎月発表されたキャンプ記。当時から、炊飯器を持ち込むようなファミリーキャンプや、全部コールマンで揃える奴には、ケッと言ってます。(笑)作者のイメージとしては、知らない土地でも車をかっ飛ばして、ガンガン営業するお仕事ウーマン。ひとり、暗闇で、焚き火とテントと寝袋と肴とお酒に、何想うでしょうか?パチパチと火の音が聞こえそう。しかし、たまには、仲間とワカサギ釣りもいたしますよ。

2022/03/02

おかむら

今年の流行語にも選ばれたソロキャンプ。ソロキャンプといえばヒロシ(BSのぼっちキャンプが毎週楽しみ)ですが、そういえば絲山さんも1人でキャンプするエッセイ書いてたなーと探して再読。2009年の本だわ。ブームを先取りすぎる。ヒロシと違って酒も煙草も嗜むところがなんつーか男前な絲山さんでした。ソロキャンプ楽しそうだけど、夜中に怪音現象が起こる話はかなり怖かったのでやっぱりムリ。

2020/12/16

あーびん

いわゆるサバイバルというほどのハードな感じではないけれど、絲山さんの一人キャンプ体験記。でも女性一人で、誰もいないキャンプ場や山や海などの自然の中で一夜を過ごす度胸には恐れ入る。私も憧れはするけれど、虫とか熊とか雨とか一人で耐えうるメンタルはない...特に霊的な現象に出くわしたらと思うとヤバい。絲山さんはそのへんがタフでかっこいい。

2020/06/22

アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯

絲山さん、面白い。サービス精神の旺盛な人とお見受けする。一人キャンプが楽しそうで、たったひとりになれる場所って街中じゃないものね。 美味しそうな食事に、美味しそうなお酒が、次々出て来るので、読んでいると思わず飲みたくる。 どくろのラベルが付いたの野ざらしなんていう熊笹の焼酎、飲んでみたいけれど、製造中止みたいで残念。

2014/09/12

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