天才! 成功する人々の法則
天才! 成功する人々の法則 / 感想・レビュー
マエダ
もう少し唸らせるようなものが欲しい。
2016/11/26
harass
原題はOutliers、統計でいう外れ値のこと。桁外れの成功を収めた人の考察。どんな技術でも習熟に一万時間が必要とネットで読んだことがあるが、この本が元のようで、読み出すと少し印象が違う。天才とされる人間もその人だけの能力や努力だけで才能を伸ばしたのではなく、環境、時代文化も不可欠な要因でもあるという。好機といえる偶然な出来事がその人の才能を伸ばせた原因であるといい、その豊富な例を紹介。語り口や視点に感心。名前だけ知っていた著者だったが侮れない。なかなか楽しめた読み物だった。
2018/05/01
yomineko
どんな天才でもやはり、1万時間の努力は必要。ビルゲイツさんも速攻で富を手に入れたのではなく、若いころの積み重ねが人より凄い!
2020/12/01
HoneyBear
すごく良い。曰く、「生まれつきの天才」など見つからず、「頂点に立つ人物は…圧倒的に沢山の努力を重ねている」。努力してトップランクに入れなかった「がり勉屋」は見つからなかったと。勉学、芸術、スポーツ、仕事の全てに当てはまるだろう。とは言え、然るべき環境がないと殆どの人は一万時間以上をかけて打ち込む対象と情熱を見つけられないままに育ってしまう。私も残念ながら「手遅れ」だ。しかし、子供たちには出来るだけの機会と動機を与えられればと思う。勝間氏の訳出にも奮闘が伝わる。拍手。
2014/01/06
けぴ
天才は先天的より後天的な要素が占める点が多いことを示す。第一部:カナダのアイスホッケー選手はなぜ1月~3月生まれが多いか?⇒ 選手育成が1月1日で区分されるために早く生まれたものほど体が大きくチャンスが多くなる。小学生ころの生まれつきの差は確かに大きいですからね。またジョブズやゲイツを例に生まれた世代の大切さも説く。第二部:生まれた国による特性を説く。英語と日本語の数字の読み方の差が日本人の方が数学が得意な理由としてあげる。成功するための機会の平等化を子供に与えることの重要性でまとめており意義深い良書。
2020/11/27
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