整形前夜
整形前夜 / 感想・レビュー
masa@レビューお休み中
なんだろう…。ほむほむを読んでいると、この人はモテることの自覚があるのに、それでもわざと自分を陥れているのか?それとも、素でこの文章を書いているのか?いやいや、歌人なのだから、すべては言葉遊びの範疇で…。あぁ、神様、僕はもうなにを信じていいかわかりません!そんな教会で懺悔でもしたくなるような気持ちになってしまいます。ほむほむは、本物の変人であり、オタクであり、過剰な妄想人なのか。それとも、あくまでフィクションとしてのエッセイなのか。いくら読んでも、この人の奥は見えないんだよなぁ。
2015/11/09
パフちゃん@かのん変更
「共感」と「驚異」について、「共感」は人間の生存本能の一種だという。そうかもしれない。それに対して「驚異」志向は生存に不利。「驚異」に触れようとする若者は死にやすい。冒険家、ギャンブラー、ロックミュージシャン、詩人も死にやすい。小説家の中でも「共感」寄りのエンターティンメント作家よりも「驚異」寄りの純文学作家の方が死にやすい。なるほど、太宰治や芥川龍之介も若くして亡くなっている。でも近年の若者は「ありのままの君でいいんだよ」「幸せは自分の心が決める」的な「共感」寄りにシフトしている。確かに。
2015/12/21
どんぐり
穂村の文章が唸る。『本物の人生だけのリアルな醍醐味って、この汚くて変な現実のどこにどんなかたちで存在するんだろう。どうすればそれに触れて、味わうことができるのか。私にはわからない』『近年は小説などでも、「泣ける」本とか、「笑える本」とか、感情面での一種の実用書のような扱いになっている』『「感性」とはなんだかわからないけど良いもの。だから「感性のきらめき」と云っておけば、きらめきの内容についてはそれ以上考えなくてもいいのだ』『通勤電車のなかでおじさんたちはみんな同じ表情をしていた。穏やかに微笑んでいるひとな
2014/08/17
美登利
再読かも?と思って借りましたけれど、今一つ思い出せなかったです。歌人としてご自分の短歌を載せていたり、若い時に読んだ本のことを書いていたり、ちょっと変な面白いおじさんのほむほむではない一冊。割と真面目に言葉について書いてあり、すごく笑える本ではなかったのが残念。
2014/03/22
アーちゃん
図書館本。2005~2008年初出、2009年発刊。先に最新のほむほむエッセイを読んだからか、妙に若々しく感じる40代のほむらさん。カッコ良さにこだわり、サイン会に不安になってしまうかと思うと、さすが歌人、微妙な言葉にひっかかり迷宮にハマってしまう事しばしば。しかし「ゴムあたまポンたろう」は凄いなぁ。長新太さんだから絵本だと思いますが。「素敵な素適な穂村弘」いいと思います(笑)
2017/06/29
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