天山の巫女ソニン(5) 大地の翼
天山の巫女ソニン(5) 大地の翼 / 感想・レビュー
☆よいこ
児童書。YA。最終巻。巨山(こざん)・沙維(さい)・江南(かんなむ)の王子王女は誰も戦争を望んでいない。しかし欲や野望もしくは「自分こそが正義」との思い込み等から動き出すそれぞれの思惑に流され、避けることのできない立場から巻き込まれていく。▽7割の法則「人間のうち7割は流されやすい」まわりの動きや噂や、自分の欲に流され、しかたないと行動してしまう人間が7割もいる。状況や環境次第でも変わる。「自分を持ち続ける」ことができる人間でありたい。▽児童書だけど、大人が読んでもうなずける名作だと思う。
2021/08/30
ほたて
あぁなんて清々しい、清廉潔白な…。児童書のお手本のよう。そして大人なわたしは物足りないと感じています。歴史ものにも恋愛要素って少しはあるのではないでしょうか。でも、いいんだ、この物語はこれでいいんだ、ときれいにおさまった静かな風景を見ながら心の中はもやもやとざわついています。きっとここから読書の幅が広がって、歴史にハマる子がいそうです。
2015/04/28
♡CHAEYONG♡
最後だからか、一番ドキドキした。是非本好きの人には読んでもらいたい一冊です!
2021/05/14
ぽてちゅう
巨山、沙維、江南の3つの国の次世代を担う王子・王女と落ちこぼれ巫女ソニンの物語。児童文学だけあって優しい語り口なのですが、外交駆け引き、戦争が起こるカラクリ、噂や欲に流される人間心理、そして主従の篤い信頼関係など大人顔負けの内容です。もっと新しい確かな知識を蓄積するために勉強し直す旅に出たい。ソニンが皆を置いてけぼりにするくらいの勢いで前へ前へ進んでゆこうとするラスト。成長したソニンにまた会いたいと思ってしまうのは我儘でしょうか。
2021/02/01
あおい
最終巻。巨山と江南が盟約を結び沙維を攻める。民の為とそれぞれ思いを巡らす王子、王女、ソニン。特にイェラ王女の魅力が光ってました。
2017/05/28
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