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猟犬

猟犬

猟犬

作家
深見真
出版社
講談社
発売日
2009-09-16
ISBN
9784062157094
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猟犬 / 感想・レビュー

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藤月はな(灯れ松明の火)

主人公は薬指を切り落とされてピアニストへの道を諦めたが、刑事になることを選んだ、強い女性である。彼女は加害者の気持ちをトレースすることで事件に切り込んでいく。第一章の犯人の女性への所業は身勝手すぎて絶対に許せません。「沖縄人がそうなったら意味がない。本土の人がどうにかしてくれるなら別ですが」という言葉に勝手に日本のものとしてきて戦争に巻き込んだ挙句、米軍基地を押し付けて今まで知らん顔してきた傲慢さに対しての反省のなさを沖縄知事と政府の会談でまざまざと思い知らされた今としては一番、ドキッとした台詞でした。

2015/04/21

とも

★★★前回読んだゴルゴダに比べれば、すべての面で劣る。主人公のキャラクタ設定を重視したのはわかるが、余りにもレズであること、ひいては女性であることに目を向けすぎ、それ以外の重要な部分が薄まってしまっている感が強かったか。作家がどの方向に進んでいくのか、少なくとも当分は目を光らせたいが。

2015/06/27

GAKU

ゴルゴタが面白かったので、こちらも読んでみました。銃火器に長け、格闘技も男勝り、長身、筋骨たくましい同性愛者の女刑事が主人公。まるで、男と変わりません。口調も、ほぼ男性言葉。これでは、なんでわざわざ女性を主人公にしたの?女性にした必然性が無いのでは。という事で、これは星ひとつで~す!これを読むなら、大藪春彦を読み返そう!

2015/08/17

りちゃ

警視庁捜査一課特殊犯捜査(SIT)の呉内冴絵警部補。ピアニスト志望だった冴絵が刑事を目指した背景。あまりに、冴絵はカッコいい。ただ、恭子とのシーンは無くてもよかったような...。がっつり事件、という感じかしなかったのは何故だろう?「人に話を聞いてもらうためには、ただ声をかけても駄目だ。ハンマーで殴りかかったら、ようやく真剣にこちらの話を聞いてくれる」大酉のこの言葉が全てなのかも。むなしい。

2020/03/01

tetsu

★2 小銃乱射による連続テロ。日本が舞台ではちょっとリアリティに欠ける。主人公の女刑事の魅力も、事件の真相に迫るスピード感もイマイチ。

2017/09/16

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