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本格ミステリの王国

本格ミステリの王国

本格ミステリの王国

作家
有栖川有栖
出版社
講談社
発売日
2009-12-08
ISBN
9784062159371
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本格ミステリの王国 / 感想・レビュー

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HANA

著者レビューニ十周年記念出版。エッセイ集であるが、先に読んだ『鏡の向こうに落ちてみよう』がミステリ以外に映画や日常、阪神と幅広いのに対して、本書はミステリに特化した内容。その分著者のミステリ愛が十分以上に感じられる内容となっている。タイトルにもなっている本格ミステリファンは心の中に「本格ミステリの王国」を築いている。という一文に脱帽。確かに自分の中にも王国は存在するし。エッセイ以外の見所としては大学時代の犯人当てが読めてお得。この本から逆算すると来年がレビュー三十周年なので、新作とか期待できるのかなあ。

2018/06/25

🐾Yoko Omoto🐾

有栖川氏の本格ミステリーに対する愛情溢れるエッセイ集。デビュー作の「月光ゲーム」で有栖川作品を知ってからもう20年以上になるが、色褪せぬ作品が多くのファンに愛されている理由が垣間見えるような一冊。日本推理小説小史、お薦め作品、ミステリー関連各賞選評からトリックの作り方、自身のシリーズ作品の裏話やキャラの話、果てはデビュー前に書かれた江神シリーズ短編を原稿用紙そのまま掲載など感涙物の豪華な内容。こういったバックグラウンドに触れることで、有栖川有栖という作家を前よりもっと好きになった。ファンの人は是非一読を。

2013/08/30

ばりぼー

新聞掲載のエッセイ、文庫の解説、新人賞の選評、トリックの作り方指南、学生時代の習作自筆原稿などを寄せ鍋のようにごった煮した「雑文集」。巻末の書き下ろしエッセイ「新本格はどこからきたか?」で語られる「1960年前後に生まれたA君」が、「創元推理文庫を貪り、文庫ブームにのって出版される内外の本格を読み漁り、横溝正史ブーム(高校時代)に喜び、創刊されたばかりのハヤカワ・ミステリ文庫を順に片づけていく。絶版本を探して古書店を巡ることもあった。」「作家志望で創作も続けた」以外は自分の歴史を振り返るようでした(笑)。

2017/05/03

coco夏ko10角

色んな媒体で発表したミステリに関するエッセイ等。途中のトリックに関する部分は著者が書いてる通り『マジックミラー』を思い出す。こういうのって何度読んでも楽しい。終盤の『ミステリに関する二十の断想』が特に面白かった。アリスの家族…気になるわ。著者が初めて書いた原稿『蒼ざめた星』は『0番目の事件簿』で既読、初めて原稿料をもらった作品『殺刃の家』収録。

2015/11/21

Syo

これは、まぁ 普通に既読だろうなぁ。 10年前のだもの。 この読書メーターに 記録する前だろうから。 で。 昔、学生有栖川有栖(本人)が バイトで書いたデイリースポーツ の作品。 読んでた可能性が。 実家でとってたから。 惜しむらくは 自分が神戸に下宿していたので 微妙なところ。 よく帰ってたので 読んでいた可能性は 十分だけど。 で。 30周年記念は?

2019/12/30

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