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難民探偵 (100周年書き下ろし)

難民探偵 (100周年書き下ろし)

難民探偵 (100周年書き下ろし)

作家
西尾維新
出版社
講談社
発売日
2009-12-11
ISBN
9784062159418
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難民探偵 (100周年書き下ろし) / 感想・レビュー

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優希

無難なミステリーといったところでしょうか。就職できない証子と元警察官・根深が殺人事件に挑んでいく。ただそれだけの骨組みでも、西尾維新作品であれば、破天荒で華麗な展開になるのですが、この作品に至ってはごく普通に物語が進んでいく感じがします。普通のミステリーとして読めば面白いと言えるのかもしれませんが、普段の作風に慣れてしまうと若干物足りません。最後、新たな一歩を踏み出す証子の姿は鮮やかな印象を残しますが。

2017/08/15

くろり - しろくろりちよ

事件が始まるまでが…枕が長い…!毎回のことですが…そして人物を語る上で絶対に欠かせない部分なんですが…いつ始まるかとやきもきします。小説家の京樹は作者自身が思い描く作家像なのかな…?脇役の割にはかなりの出張り具合ですし。難民探偵より奇行が目立つ素敵さんです。始まりは長いけれど、始まってしまったらもうあっという間!広げて畳んで。なるようにしか、ならないところが乙。言葉遊びがもう少しあっても…と思うのは贅沢かなぁ。

2012/02/10

がらは℃

特異な立場(就職難民、人気作家、難民探偵、警視総監)で個性的な登場人物達が織りなす推理小説。ネットカフェ難民やiPhoneやTwitterなど時代を表すキーワードを基盤にしているから不思議な現実感を帯びている。しかしながら、何とも読みやすかったなあ。

2010/07/05

ひめありす@灯れ松明の火

読メ登録以前に読了。本日再読。相変わらず人の青臭くて目を背けている嫌な部分、戸惑いながら自分が自分である証拠を見つけ出そうとする、凶器にも似た、狂気にも似た中途半端に恰好をつけている部分。根深く心にしがみついたそれをそこを容赦なく狩りとっていくから故に心は焙られて煎じ薬の様に苦く人の心にしみる。つくづく彼にはようじんしなくてはならない。西尾氏はストーリーメイカーというよりはストーリーテラーなのだなあ、と改めて感じた。彼の話術によって、物語はこんなにも面白くも、普遍的なものにも、なってしまうのだ。

2012/01/14

よむよむ

就職難の元女子大生が奇妙な縁で変人探偵の助手になり・・・というお話。それだけだった。まず序章が異常にくどくて閉口した。ネットカフェ難民という設定はフムフムと思っていたが、その実はという件であっけにとられた。大前提がルール違反というか、裏切りのように感じた。結構長く待たされたから期待しすぎだったかも。

2010/04/03

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