つづきの図書館
つづきの図書館 / 感想・レビュー
文庫フリーク@灯れ松明の火
この本の紹介は『はだかの王様』におまかせ。「わしら図書館にいる本は、ほんの一時、借りてくれた人間と一緒じゃ。その短い間でも、気にかかる人間はいる。その人間がその後、どうなったか知りたいこともあるんじゃ」絵本から現実世界に飛び出してきた「はだかの王様」筆頭に「その人間」のつづきを知りたがる絵本キャラたち。あたふた対応するのは、40代にして新米司書となった山神桃さん。4作の連作短編の始めには、桃さんがたった一人の大切な人へ書き出した手紙。4作目巻頭で書き終え、切手も貼られ、それでも一向に投函されることのない→
2015/09/14
takaC
児童にもぜひ読んでもらいたいようなあまり読んでもらいたくないような話。
2017/06/29
おしゃべりメガネ
読友さんのレビューでチラホラ見かけて、どれどれと手にとって読み始めましたが、なかなかのファンタジーで、かつ微妙なシリアス?具合が絶品の作品でした。児童書とはいえ侮れない作品が少なくない中で、本作もかなり上位にランク付けしたくなる内容でした。図書館を舞台にした作品は多くありますが、今作の主人公「桃」さんはどこか陰のあるアラフォーの女性で、その雰囲気が妙にリアルである意味、親近感を持って読み進めるコトができました。本から現実の世界に飛び出してくるあらゆるキャラがまたそれぞれいい味だしており、心温まる作品です。
2015/09/11
みんにゃりん
児童書なのに何故に主人公はアラフォーの寂しいおばさんなのかw 設定が重すぎるわいっ!と思いながら読み始めましたが、面白い!つい図書館で借りてしまいましたが、手元に置いておきたい一冊になりました。図書館を利用するようになって五年くらいだけど、今まで読んだ本たちが「わたしのつづき」を気にしてくれるようなことがあったら楽しいな。(♡ˊ艸ˋ)♬* 本たちに自慢出来るような"楽しいつづき"であるよう頑張りたいものです。作者があとがきで書いてる読みかけの本って「八日目の蝉」?気になるwww
2015/10/10
AKIKO-WILL
「つづきが気になる。」「つづきが知りたい」とそんな声を聞いたら?離婚して両親も亡くなり、一人になった女性の元に父のおばの面倒を見て欲しいと連絡があり、昔育った四方山市に帰ってきたが。おばの勧めで四方山市の図書館で司書として働く事になった彼女が図書館で出会った人は…裸の王様や狼、天邪鬼、幽霊と…絵本から飛び出てきたらしい。彼らの願いを聞く事になり。読むと児童書らしい展開だけど面白かったです。山本容子さんの絵も良かった。話は、天邪鬼の話が良かった。
2016/04/29
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